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【三邦物産㈱・李社長インタビュー】
「インドネシア・韓国向けMIX輸出量を大幅に拡大」
「長期契約、MIXの分類化が双方メリットとなる」

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2017年11月13日 1254号

李 明鎬氏 三邦物産㈱代表取締役

 インドネシアで最大の外資系企業と言われるコリンドグループは、植林や合板、発電事業等を多角的に経営。また1984年からは製紙事業にも参入している。コリンドグループの子会社で、新聞用紙メーカーのアスペックスは、東南アジア最大の新聞用紙生産メーカーであり、年産43万トンの新聞用紙と印刷・情報用紙を生産している。コリンドグループで日本法人の三邦物産(東京都中央区)は、以前は合板設備の輸入等を主体としていたが、現在は日本古紙の調達に比重を置く。中国向けの古紙輸出が混沌とする中、今後の他国へのMIX古紙の輸出を探るべく、三邦物産の李社長にインタビューをした。

 Q・東南アジア向けのコンテナが不足している?

「日本の港には、中国向け、韓国向け、台湾向けのコンテナは数多く集まる。これらの国から日本への輸入量が多いので、空コンテナが大量に発生する。しかしこれが東南アジア向けのコンテナとなると、確保が難しい。その理由は、東南アジア向けの船数が減少していること、フレートが上昇していること、必要な積荷が十分にあることが挙げられる。」

「船会社によっては、安価な古紙を積みたくないと話すところもある。今年の3月には、ベトナム向けのフレートが100ドルほど上昇した。加えて中国向けの輸出価格が高騰したことで、ベトナム向けは同等の価格が出せず、上半期は輸出が減少した。」

 Q・東南アジア向けのフレートが高騰した?

「全体的に東南アジア向けのフレートは上昇傾向にある。これは昨年、韓進海運が経営破綻し、欧州からの船便が極端に減少したこともあって、各船会社がフレートを上げたことが発端となっている。」

「ちなみに古紙は特別価格があり、空コンテナで返すのであれば古紙を積む方がいくらか収入になるということで、特別な価格設定になっている。この古紙用の特別フレートと一般貨物フレートを比較すると、1コンテナで500ドル以上の価格差がある。重量換算では、キロ当たり3~4円ほど手取り価格が変わってくる。古紙用フレートで輸出するのが前提になるが、各船会社が足元を見ている状況にある。」

 Q・中国向けが多い?

「これまでのコンテナ船の仕向地の割合は、中国向けが約7割、韓国向けが約1割、残りの2割が東南アジアと台湾向け。中国向けが7割を占めていたので、これまで古紙問屋にとっては『いつでも出せる・何でも出せる』というのが当たり前だった。しかし来年からは、中国向けMIXの輸出がどうなるか分からない。」

「MIXの東南アジア向けの輸出量は、中国向けに比べると一割程度。今後は、かなり事前に契約をしてスケジュール調整をしていかないと、MIXの輸出が難しくなるだろう。もし中国の輸入禁止が確定になった場合、MIXに関しては、これまでの問屋主導の輸出形態から、今後は商社主導の輸出形態に変化していくだろう。また船積みのスケジュール調整も、商社が行っていくようになる。」

 Q・MIXの輸出が問屋の悩みの種だが?

「三邦物産は今年8月、初めて古紙問屋と長期契約を結んだ。長期契約と言っても、今年9月から12月までの4ヵ月間だが、今まではこのような契約自体がなかった。契約を結んだのは大手古紙問屋6社で、・・・

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