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古紙ジャーナル バックナンバー

【三洋商事】
全国7工場で通信機器のリサイクルを行う
一昨年前にリサイクルエイド(無人回収所)を開設

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2017年9月25日 1247号

三洋商事の本社リサイクル工場

 通信機器のリサイクルや産業廃棄物の収集運搬・処理などを主に手掛けている、三洋商事株式会社(本社・大阪府東大阪市菱江2丁目4番10号、上田博康代表取締役)を訪問し、本社リサイクル工場を見学した。同工場には携帯電話・パソコンを専門に扱うリサイクル施設を併設しており、知的障がい者を積極的に雇用してリサイクルを進めている。また同社は、2年前から古紙や資源物を対象とした、無人回収所の「リサイクルエイド」を展開している。

通信会社から排出される廃棄物・有価物を主に扱う

 三洋商事は、創業当初から大手通信会社との関連が深い。それらの通信会社から排出される廃棄物や有価物をメインに扱い、現在は全国に7ヵ所のリサイクル工場で処理を行っている。同社は平成12年(2000年)以降にリサイクル工場の開設を加速させているが、その理由としては、通信会社がアナログからデジタル化していく過程で、大量の廃棄物が排出されることに着目したもの。永年、通信会社と信頼関係を築き、通信機器のリサイクルにおけるノウハウを活かすことで、成長を続けている。

 同社は7工場で、廃棄物と有価物を合わせて月間3,000トンを扱っている。通信機器のリサイクルが主な事業なので、量としてはそれほど多くはない。有価物の内訳は、鉄類が年間9,000トン、非鉄類が同4,5000トン、廃プラ類が同1,500トン、古紙類が同500トンとなっている。

東大阪本社リサイクル工場を見学

 同社の東大阪にある本社リサイクル工場を見学した。敷地面積は事務所棟を含めて約1,000坪。事務所棟の横に台貫を設置。工場の搬入口は隣にあり、鉄・非鉄類や使用済みのパソコン、使用済み携帯電話の荷下ろし場となっている。奥には完全クローズ型の携帯電話及びパソコンのリサイクル施設が併設されている。

 同所の携帯電話リサイクルは、主にauの携帯電話を中心に行っている。auの販売店舗で回収されたものは、1台ずつバーコードで管理されている。これらの携帯電話は、auの顧客管理データと同期しており、一台一台がどの工程にあるかが分かる。主な工程は、店舗→運搬→荷下ろし、チェック、保管→検査→解体→リサイクル→リサイクル証明という流れとなる。機密書類の運搬と同様、バーコードによる管理、工場による管理、管理責任者による管理を多重に行うことによって、万全の体制を敷いている。

 不要になった携帯電話は、販売店単位で回収し、同所に届けられる。個人情報保護法により、同所のリサイクル工場の入り口は厳重にロックされている。防犯カメラが入り口と内部に設置され、全行程が映像記録として残る。また入り口には金属探知機も設置されており、不用な物の持ち込みとリサイクル品の持ち出しを規制する。これらの携帯電話は、同所の管理責任者しか運ぶことができない。au以外では、生命保険会社やシンクタンクで社員用に配布される携帯電話も扱っている。また携帯電話以外では、企業で不用になった使用済みパソコンなども解体してリサイクルを行う。

 同工場の携帯電話のリサイクル量は月間1トンで、一日当りの携帯電話の数量は約1,000台。携帯電話1台当りの重量は、およそ100グラム~200グラムである。携帯電話の解体作業は、15人~16人ほどで行う。鉄・プラ・マグネシウム・ステンレス・金・銅などの素材分別と、カメラ・アンテナ・液晶・モーター・電池などのパーツ分別を組み合わせ、19種類に分別する。

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