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古紙ジャーナル バックナンバー

【廃プラ 輸出】
来年から中国はペレット品・工業系以外は輸入禁止に
廃プラ専門商社のパンテックは中国以外の販路を開拓

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2017年9月4日 1244号

廃プラの輸出入の推移

 8月16日、中国の環境保護省や税関総局等は連名で、輸入資源ごみの管理リストを公表した。公表によると、中国の環境関連法を改定し、廃プラスチック(8品目)、未選別古紙(1品目)、繊維系廃棄物(11品目)、バナジウムスラグ(4品目)の4種24品目を輸入禁止にすることになる。これらは2017年12月31日の施行が明記されている。この公告により、中国は来年以降、ペレット品と工業系廃プラスチックを除くすべての生活系廃プラスチックの輸入を禁止することになる。中国の廃プラ関連の現状を探ると共に、プラスチックリサイクルのトータルプロデュース企業である㈱パンテック(滋賀県大津市瀬田四丁目五番八号、黒木政明代表取締役)に様々なお話を伺ったので紹介したい。

中国・香港向けが85%

 昨年の日本の廃プラの輸出量は年間153万トンで、この3年は減少が続いている。153万トンのうち中国向けが80万トン(53%)、香港向けが49万トン(32%)を占める。香港向けのものは、中継して中国向けに輸出されているので、廃プラ輸出の85%、計128万トンが中国向けに輸出されている。来年以降、この128万トンの行き場が失うことが懸念されている。中国向け(香港含む)以外の輸出量はわずか26万トン(15%)に過ぎず、他の販路の開拓が迫られる。

中国の廃プラに関する状況

 現在、中国では年間7,700万トンの樹脂生産量がある。国内の廃プラ消費量は1,878万トン。中国の国内で回収されるもののほとんどがペットボトルだという。
 一方、2016年の中国の廃プラの輸入量は735万トン。品種別では、PETが253万トン、PEもほぼ同様の253万トン。次いでその他プラが174万トン。PVCが45万トン、PSが9万トン。PETとPEの2品種で、計506万トン、全体の7割ほどを占めている。

 国別輸入では、香港が最多の178万トン(24%)、2位が日本で84万トン(12%)、3位が米国で69万トン(9%)、4位がタイで43万トン(6%)、5位がドイツで39万トン(5%)。上位4カ国で全体の半分ほどを占めている。
 古紙と違って廃プラ輸入で香港経由が多い理由は、①香港経由の方が税関検査が緩い、②廃プラ商社が香港や広東省に多い等の理由による。今後はこの香港ルートが消滅するとともに、廃プラを主体とする商社の路線変更が求められる。本紙が6月に取材した江蘇省の廃プラ輸入専門商社は、日本にペレット化工場を建設することを示唆していた。

廃プラの国内消費量と輸入量の割合は7:3

 中国における廃プラの国内消費量が1,878万トン、輸入量が735万トンで、国内と輸入の消費比率はおよそ7:3。国内と輸入を合わせた廃プラの消費量は、2,613万トンとなる。
 この数値から分かるように、輸入廃プラの比率は、国内消費量の3分の1に満たない。また全体の樹脂生産量からみた輸入廃プラの消費割合は、9.5%に留まる。

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