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古紙ジャーナル バックナンバー

【山傳商店】
4月に仙台港リサイクルセンターを開設
工場・事務所の一部を大中物産に貸与

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2017年8月21日 1242号

4月に開設した山傳商店の 仙台港リサイクルセンター

 古紙輸出価格が高止まりする中、全国的に新ヤードの開設が増加傾向にある。仙台の老舗問屋である㈱山傳商店(本社・宮城県仙台市若林区南材木町59、山田和広代表取締役社長)の新ヤードを見学させてもらった。仙台港に隣接する大型ヤードで、輸出基地としての機能と保管能力の増強を図る。事務所と工場の一部は大中物産㈱に貸与し、問屋と商社によるシナジー効果が期待されている。

仙台港リサイクルセンター概要

 山傳商店は今年四月五日、新ヤードの仙台港リサイクルセンターを開設した。敷地面積は二千二百坪の大型ヤードで、うち建屋が千坪、事務所棟が百坪を占めている。

 総工費は約十億円。内訳は土地代が約四・五億円、建屋が約四・五億円、機械代が約一億円。機械設備は昭和の百馬力省エネベーラー、イシダの五十トンスケールを設置している。東日本大震災の第六次補助金申請が認可され、一部を補助金で賄っている。新ヤードは仙台港まで六キロほどの立地で、輸出も含めたストック機能の充実を図る。新ヤード開設に当たり、十三名の従業員を新規採用した。

 工場建屋は完全クローズ型で、四つに区切り、そのうち二つを大中物産に貸している。どちらも手前が作業用、奥が保管用として使用している。それぞれの広さは二百五十坪。建屋内のストック能力は三千トンで、屋外も含めると五千トンほどになる。現在はコンスタントに五百トンほどの古紙をストックしている。開設してすぐに、古紙輸出価格が急落した影響により、古紙在庫量は一気に千トンを超えたという。

古紙以外の資源物を集約

 同所では古紙以外の資源物も扱う。本社ヤードでもアルミ缶とペットボトルを少量扱っていたが、新ヤードではストックスペースが潤沢なことから、集約化して販売していく考え。それに伴い、今後は産廃業者などからの仕入れも含めて、一定量を取り扱っていくという。

 また新ヤードの入口横には、一般市民や事業者が古紙や資源物を持ち込むことができる、ドライブスルー型のリサイクルステーションを設けている。現在のアルミ缶の扱い量は月間四十トン、ペットボトルは月間四十~五十トン。どちらも八割が自社回収分、二割が他社からの持ち込み分となっている。

古紙問屋の仕事内容の見える化

 新ヤードの外壁には、一般市民から「何をやっている工場か理解してもらうため」、古紙問屋の仕事内容を分かりやすく描いたイラストと、納入先の製紙メーカー、販売先の商社を含めた取引先十三社の一覧を表示している。古紙問屋という一般市民にはそれほど知られていない仕事内容を理解してもらうため、見える化を進めている。

 同社の山田社長は、「古紙の直納問屋は、自社で回収できる集荷機能と、大量にストックできる大型倉庫機能が求められている。

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