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古紙ジャーナル バックナンバー

【中国のメーカー別古紙輸入量】
ナインドラゴンが全世界から932万㌧輸入
各社の調達網の全貌が明らかに

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2017年7月3日 1236号

中国の日本からの製紙メーカー別古紙輸入量

 中国は情報統制が厳しいというのが一般的な見方だが、対価さえ支払えば他国では公開していないような興味深い統計情報を入手できる側面もある。今回、中国税関がまとめた製紙メーカー別の古紙輸入量のデータ一覧を入手した。過去にも一度掲載した(一一三八号)が、二〇一六年実積の最新データということに加え、四品目を全て入手した。世界中に古紙の調達網を張り巡らす中国において、どのメーカーがどのくらい古紙を輸入しているのか、詳細データからその全貌がみえてきた。

 まずは全体状況をおさえておきたい。二〇一六年の中国の古紙輸入量は二千八百五十万トン。そのうち、日本からは一〇%にあたる二百八十四万トンを輸入した。品目は、段ボール(OCC)、上物、新聞(ONP)、雑誌等(MIX)の四品種。全世界からの輸入量の中では、OCCが最多の五九%を占めるが、日本からの輸入量ではOCCは四一%に留まり、むしろMIXが四四%と上回っている。中国のOCCとMIXの輸入量に占める日本の比率は、それぞれ七%と二二%。日本はMIXの主要供給国であり、他国へ代替えが効かない分、日本としてもMIXの中国向けの依存度が高くなっている。

二大輸入メーカーはMIXと上物で高いシェア

 この輸入量をメーカー別にみていこう。日本からのトップシェアは、玖龍紙業(ナインドラゴン)。六十八万トンを輸入し、二四%を占めた。品目別ではOCCが十八万九千トン、上物が七万三千トン、MIXが四十一万九千トン。月間ベースでは計五万七千トン。同社の全世界からの輸入量は増えているが、日本からの輸入量は縮小傾向にある。ただ、同社はベトナムでも段原紙マシンを増設しており、グループ全体の日本からの調達量はもう少し多いとみられる。

 二番目に多いのが、APP寧波で、一五%を占める四十二万トンを輸入した。品目別ではMIXが三十三万五千トン、上物が六万三千トン、ONPが一万八千トン。月間ベースの輸入量は三万五千トンであった。同社は三月にMIXの急落後、約二万トンに上る輸入契約をキャンセル。四月末から調達を再開しているものの、厳格な品質基準を要求し、商社の中には取引再開に慎重なところもある。今年のAPPの輸入減は避けられないだろう。

 ※紙面では下記の全データを掲載しています
・中国の古紙輸入量トップ10社(日本からの輸入量)
・中国の古紙輸入量トップ10社(世界からの輸入量)
・中国のメーカー別にみた日本からの品目別(OCC・ONP・MIX・上物)古紙輸入量
・中国の大手三社の地域別・国別にみた古紙輸入量

※当WEBサイトに掲載している記事・データは本紙掲載記事の一部です。本紙面には詳しい概要も掲載しています。見本紙をご希望の方には1ヵ月間無料でお送りしておりますので、お気軽にご連絡下さい。

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