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古紙ジャーナル バックナンバー

【2016年中国 製紙・古紙需給】
段原紙需要増、新聞用紙は七年連続減少
古紙回収量は五千万㌧台、回収率も上昇

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2017年6月5日 1232号

中国の新聞用紙と段原紙の生産量推移

 中国造紙協会によると、二〇一六年の中国の紙・板紙生産量は、前年から一・四%増加して一億八百五十五万トンとなった。成長率は鈍化したものの、依然として生産量は増加している。これはネット通販の段ボール需要増によるところが大きく、造紙協会は二〇二〇年までに、段原紙需要が更に千五百万トン増えると予測している。また昨年の中国の古紙回収量は初めて五千万トンを超え、五千九十九万トンとなった。古紙回収率は前年より〇・七ポイント上昇して四八・九%。古紙輸入量は前年より二・七%減の二千八百五十万トンとなっている。

昨年の古紙回収量を訂正

 本紙一一六一号(二〇一六年六月六日付)で、中国の古紙回収量が初めて減少と報じたが、本紙の集計ミスだったことが分かった。昨年の古紙回収量は、対前年比〇・二%増の四千九百九十五万トンに訂正したい。そして中国の古紙回収量は、二〇〇一年以降、右肩上がりを継続していることになる。ちなみに紙・板紙生産量は、二〇一三年に唯一前年割れをしている。

紙・板紙需給

 昨秋から今春にかけて、古紙・製品ともに記録的な価格の上昇となった。原燃料価格全体がインフレ化したことに加え、古紙・製品ともに需給がひっ迫したため。今年三月に需給の緩みから古紙価格が暴落したものの、再び上昇基調にある。

 中国造紙協会や中再生の関係者によると、中国の段原紙需要の増大は想定以上であり、二〇二〇年までに現在より千五百万トンの需要増が見込まれている。昨年の段原紙の生産量が四千五百七十五万トンだったが、三年後には六千万トンを超えるという試算であり、需要増に応えるべく、各社とも段原紙マシンの新設ラッシュを控えている。

品種別生産

 二〇一〇年以降、急激な落ち込みを見せているのが新聞用紙。一六年の中国の新聞用紙生産量は、対前年比一一・九%減となる二百六十万トンとなった。〇九年に中国の新聞用紙の生産量は、世界トップの四百八十万トンになったが、一〇年以降は毎年一〇%前後の減少が続いており、ついに日本の新聞用紙の生産量を下回った。一六年の日本の新聞用紙の生産量は二九一万トン。

 一方、生産量が伸びた品種では、ライナーが前年より六十万トン増、中芯原紙が同四十五万トン増、生活用紙が同三十五万トン増、未塗工印刷・情報用紙が二十五万トン増、特殊紙が十五万トン増、包装用紙が十五万トン増となっている。

 前年より減少したのが、前述の新聞用紙の三十五万トン減。次いで塗工印刷・情報用紙が十五万トン減。日本や先進国と同様、新聞・雑誌の減少による影響が大きい。今後も段原紙と生活用紙の需要は増加、新聞用紙と塗工紙の需要は減少していくと予想される。

古紙需給

 中国の古紙回収量は初めて五千万トンを超え、五千九十九万トンとなった。対前年比二・一%増。

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