トップページ > 古紙ジャーナル バックナンバー >

古紙ジャーナル バックナンバー

【日本マテリオ】
今年二月から韓国で古着選別工場を稼働
鉄・非鉄、不用品輸出で生き残りを図る

カテゴリーカテゴリー:古紙ジャーナル バックナンバー

2017年4月10日 1225号

韓国のソウル近郊に開設した 古着選別工場の外観

 韓国向け古紙輸出を手掛ける日本マテリオ㈱(東京都千代田区九段南二丁目四番四号三和九段ビル二階、電話〇三―六二六一―四二三二、孫禜振共同取締役)を訪問し、様々なお話を伺った。日本マテリオは韓国系古紙輸出商社として二〇一〇年に設立。主に古紙の輸出を手掛け、現在の古紙扱い量は月間一万二千~一万五千トン。また韓国では古着の選別工場が多数あることから、古着の輸出も以前から手掛け、今年二月には自前の古着選別工場を開設した。その他、鉄・非鉄や不用品輸出を手掛けるなど、多角的に事業を展開している。

古着工場を開設

 日本マテリオは昨年、自前の古着選別工場を韓国のソウル市郊外に建設。今年二月から選別ラインとプレス機を設置し、選別工程まで行うようになった。古着選別工場の敷地面積は百五十坪、工場建屋は百二十坪で、従業員は十人体制となっている。

古着の輸出市場に変化

 四~五年前からマレーシアの大規模な古着買い付け業者が日本からの仕入れ量を増やしたことにより、古着の輸出価格は高騰。最も高い時はキロ五十円台になった。しかし一昨年からインドネシア向けの古着輸出がストップしたことにより、価格は暴落。現在は関東ではキロ十五~二十円、他の都市部ではキロ十~十五円、それ以外では一桁~十円台前半という価格が一般的となっている。
 奈良に本社があるマツユキリサイクルは、昨年二月にUAEのドバイに古着選別工場を開設した。また長崎県の九十九紙源センターでは、最近はドバイやアフリカから買い付けに来る業者が増えたと話していた。古着の販路は中東やアフリカ等へ広がりを見せており、輸出先の多様化が進んでいる。
 人口ボリュームがある中国、東南アジアのインドネシア、ベトナム、フィリピンは共に古着の輸入を禁止している。自国の繊維産業を守るという理由だが、それによって日本や韓国で発生する古着の行き場が、かなり制限されていると言ってもいいだろう。また体型や趣向の違いもあり、グローバルなリユース商品として確立されていないのが現状である。日本の古着はアフリカ向けにも輸出されており、今後の需要開拓はまだこれからといった段階。逆に韓国の古着はアフリカ向けに、需要が高い。これは色合いの趣向が似ていることが大きな要因である。

古着工場の運営

 日本マテリオの韓国の古着選別工場は、選別してから良いものは韓国の国内向けに、それ以外のものは東南アジアやアフリカに輸出している。東南アジアはタイ、カンボジアが主で、シンガポールのバイヤーにも販売している。日本の古着の仕入れは古紙問屋ルートが大半で、現在は自社工場向けに月間五本~七本(月百トン~百四十トン)、他工場向けに月間三本~五本(月間六十トン~百トン)を輸出している。合計では月間百六十トン~二百四十トンとなり、古着の輸出を行っている業者・商社の中でも、トップ10に入る扱い量となっている。

非鉄の輸出を開始

 また同社は、昨年から非鉄の輸出を開始している。非鉄はプレス品のみの扱いで、主にアルミ缶が主力で韓国向けに輸出している。更に不用品輸出も昨年から手掛けており、これまで古紙に特化した輸出商社からの脱却を図っている。

※当WEBサイトに掲載している記事・データは本紙掲載記事の一部です。本紙面には詳しい概要も掲載しています。見本紙をご希望の方には1ヵ月間無料でお送りしておりますので、お気軽にご連絡下さい。

どうぞお気軽にお問合せください

(有) 古紙ジャーナル社

TEL:0742-72-1798 FAX:0742-90-1461

メールアドレス:info[at]kosijnl.co.jp ([at]を@に変えてお送りください。)

  • TEL:0742-72-1798
  • FAX:0742-72-1810 印刷用PDFを開く

古紙問屋、製紙メーカー、商社、団体等の古紙関連のニュース、自治体、輸出実績、輸出価格、国内価格、海外事情、その他リサイクルのニュースを週刊でお届けします。
>>詳しくはこちら

  • 購読のお申込み
Top