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古紙ジャーナル バックナンバー

【東莞建睴紙業】
白板紙・段原紙メーカーで日本古紙を年六万㌧使用
日本MIXに不満、古紙置き場でクレーム品評会に

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2016年11月28日 1207号

東莞建睴紙業の本社建屋

 CFC(中部ファイバーズクラブ)に同行した中国視察の第二弾は、東莞建睴紙業(ジンフイペーパー)の視察レポート。同社は二〇〇二年に設立した製紙メーカーで、以前までは白板紙生産に特化していたが、二〇一二年から段原紙の生産に着手。日本MIXを年間三万二千トンほど購入しているが、同社の古紙購入責任者は「最近の日本MIXの品質劣化が著しい。」と話し、古紙置き場の現物の前で、さながらクレーム品評会の様相となった。同社の取り組みと共に、日本MIXの品質に警鐘を鳴らす。

白板紙に特化したメーカーから段原紙生産に着手

 東莞建睴紙業の歴史は新しく、二〇〇二年に会社が設立。〇三年から工場の建設を開始し、〇四年から一台のマシンが稼働を開始。〇五年に二台目のマシンが稼働して年産六十万トンの白板紙の生産設備となった。その後改造してこの一号機と二号機の二台で、年産八十万トンの生産能力になっている。
 リーマンショック後の混乱が一段落してから、再び設備の増強を開始。しかし以前は白板紙に特化した製紙メーカーだったが、中国の白板紙の需要は低迷。価格も下落傾向にあることから、方針を転換して段ボール原紙の生産に着手。二〇一二年に三号機と四号機が同時に稼働を開始したが、どちらも外装ライナーのマシン。当初は二台で年産五十万トンの設備だったが、こちらも改造を施し、年産六十万トンの設備となった。現在、白板紙がマシン二台で年産八十万トンの設備、段原紙がマシン二台で年産六十万トンの設備となり、マシン計四台で年産百四十万トンの生産設備となっている。
 敷地面積は約四十八万平方メートルで、従業員数は約千名。前述のマシン四台の他、ボイラー三基、タービン三基の設備がある。国内古紙は陸送によるトラックやトレーラーで、輸入古紙は六十コンテナほどを積載できる内航船によって、川を渡って運ばれてくる。川岸に税関が設置されており、そこで税関手続きを行う。

 昨年DIP設備を設置、様々な国の古紙を使用

 昨年十月に設置されたDIP(脱墨)設備は日産二百トン、年産七万トンの生産設備となっている。以前は白板紙の表層向けにバージンパルプを使用していたが、DIP設備を導入してからパルプの使用はなくなったという。コスト削減に繋がっており、製品価格が低迷する中国の白板紙市場では、コスト削減が最も大きなテーマとなっている。
 白板紙年産八十万トン向けの主要な古紙原料としては、欧州のONPとSOP、米国のOCCとONPとMIX、香港のOCCとONP、SOP、日本のONP、MIX、国内のOCC、マガジン等、多種多様の古紙を品質、量、価格を吟味しながら使いこなしている。また段ボール原紙の外装ライナーの古紙原料は、米国OCCと国内OCCを主原料として使用している。

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