トップページ > 古紙ジャーナル バックナンバー >

古紙ジャーナル バックナンバー

【日本紙パルプ商事】
内外で古紙扱い、インドでヤード展開模索
発電事業では五カ所の発電施設を新規稼働

カテゴリーカテゴリー:古紙ジャーナル バックナンバー

2016年6月20日 1185号

JPの米国古紙事業

 日本紙パルプ商事㈱(以下、JP)は今年四月、古紙事業本部と資源・環境事業本部を統合して、環境・原燃料事業本部と改め、印刷情報用紙部門に長年携わってきた城谷誠氏が本部長に就いた。古紙・パルプ・環境系の三つの事業を統括する同本部は、環境関連分野へ積極展開を進め、紙市場が先細りの中で存在感を高めつつある。JPの二〇一五年度の古紙扱い量は百四十五万トンで、内訳は国内販売八十五万トン、輸出三十三万トン、海外二十七万トンだった。国内外で古紙ヤードを展開する唯一の商社として、米国で新ヤードを開設しただけでなく、欧州でも約十万トンの取引があり、またインドでもヤード展開の可能性を模索中である。

古紙は百四十五万トン

 JPの古紙事業については、二〇一五年度の古紙扱い量が百四十五万トンだった。前年度の百四十九万トンから四万トンほど落とした。内訳は、国内販売が八十五万トン(前年比五・一万トン増)、輸出が三十三万トン(前年比七万トン減)、米国が二十七万トン(一・九万トン減)。輸出が減り、その分が国内供給に回った形だ。国内が増えたのは、二〇一三年以降、二台の段原紙マシンが増設されたことに加え、全体的に稼働率が上がり、国内全体の古紙需要が高まったことに拠る。また二〇一五年度は日本全体の輸出が四百十五万トンと前年度比九・五%減だったことも影響している。

米国でヤード新設

 米国での古紙事業については、現地法人であるJRSリソースが四月にアリゾナ州のフェニックスに二カ所目のヤードを設立した。JRSリソースは、JPの米国古紙事業の足がかりとなったセイフシュレッドが八〇%出資し、残る二〇%は中華系の資本が入っている。フェニックスは人口約百五十万人の州都で、半導体産業が栄え、観光業でもグランド・キャニオンに近いことで有名。西海岸から四百五十キロほどの内陸部に位置するが、物流ハブにもなっており、段ボールなどの梱包材が多く発生する。新ヤードは六千七百坪で、ベーラーを一台備え、同ヤードで扱う段ボールなどは全て輸出に振り向ける。

 今年度、米国の三ヤードで合計三十二万五千トンの扱い量を目指す。内訳はセイフシュレッドで約十四万五千トン、JRSリソースのコンプトンヤードで約十四万トン、JRSリソースのアリゾナヤードで約四万トンを見込む。

その他地域での海外展開

 欧州においては海外グループ会社グールドペーパーの現地法人プライスアンドピアース社が欧州(オランダ)を中心としたブローカレッジの商売を年間約一〇万トン行っている。また、インドにおいては全土に販売網を有するKCTグループが古紙商売を開始しており、ヤード展開も含めて協業の可能性を模索中である。

※当WEBサイトに掲載している記事・データは本紙掲載記事の一部です。本紙面には詳しい概要も掲載しています。見本紙をご希望の方には1ヵ月間無料でお送りしておりますので、お気軽にご連絡下さい。

こんな記事も読まれています

どうぞお気軽にお問合せください

(有) 古紙ジャーナル社

TEL:0742-72-1798 FAX:0742-90-1461

メールアドレス:info[at]kosijnl.co.jp ([at]を@に変えてお送りください。)

  • TEL:0742-72-1798
  • FAX:0742-72-1810 印刷用PDFを開く

古紙問屋、製紙メーカー、商社、団体等の古紙関連のニュース、自治体、輸出実績、輸出価格、国内価格、海外事情、その他リサイクルのニュースを週刊でお届けします。
>>詳しくはこちら

  • 購読のお申込み
Top