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古紙ジャーナル バックナンバー

【雑誌・書籍 販売】
二十年で四十八億冊から二十一億冊に
雑誌が六二%減少、書籍は二九%減

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2016年6月13日 1184号

書籍・雑誌の販売推移

 紙離れ、活字離れと言われて久しい。新聞の発行部数はピークの一九九七年から一八%減、書籍の販売部数は九五年のピーク比で二九%減となっている。これらに比べて突出して減少しているのが雑誌で、同じく九五年のピークに比べて六二%の減少となっている。

雑誌は昨年二桁減

 二〇一五年の雑誌の販売部数は、前年比一〇・五%減の約十四億八千万冊。単年で二桁の減少は初めて。雑誌の内訳は、月刊誌が八・七%減の十億五千万冊で、週刊誌が一四・六%減の四億三千万冊。特に週刊誌の販売減が目立つ。

 一方、書籍の販売部数は前年比二・八%減の約六億三千万冊。芥川賞を受賞した又吉直樹の「火花」が、累計二百四十一万部の大ヒットを記録したが、昨年のミリオンセラーはこの一点のみだった。

販売部数の減少に歯止め効かず

 雑誌・書籍の販売部数のピークは一九九五年の四十八億冊。内訳は雑誌が三十九億一千万冊、書籍が八億九千万冊だった。以降、減少を続けており、ピークの九五年と二〇一五年を比較すると、雑誌は二十四億三千万冊減(六二・一%減)、書籍は同二億六千万冊減(二九・二%減)で、計二十七億冊の減少((五六・三%減)。二十年間、毎年一億三千万冊ずつ減少したことになる。二十年前に比べて雑誌は六割以上、書籍は三割弱の減少。雑誌と比較すると、書籍の減少はまだ少ないと言える。

 雑誌減少の主な要因はインターネットの普及による影響が大きい。日本では、ウィンドウズ九五・九八の登場によって、一般家庭へのパソコンの導入が進んだが、ちょうどこの頃から雑誌の販売部数の低下が始まり、時期的に一致する。その後、携帯電話、スマートフォン、iPad等のモバイルの普及によってインターネット利用は爆発的に進み、現在のインターネット利用人口は約一億人、利用率は八三%に達している。

重量ベースでは?

 ピークの一九九五年と二〇一五年の雑誌・書籍の販売部数を重量ベースに換算する。一冊当たりの重量の雑誌=三三七グラム、書籍=三二六グラム(出版科学研究所調べ)を当てはめると、九五年は雑誌百三十二万トン、書籍二十九万トンで計百六十一万トン。同様に一五年は雑誌五十万トン、書籍二十一万トンで計七十一万トン。ピーク時から見ると雑誌は八十二万トン減、書籍は八万トン減で、合計九十万トンも減少していることが分かる。

電子書籍の普及は

 日本の電子書籍の市場規模は約千五百億円。紙媒体の市場規模が一兆六千七百億円であり、比率としては紙媒体九二:電子媒体八となっている。ちなみに電子書籍は、定額で読み放題などのプランが多いため、販売部数では算出できず、市場規模で計る。

 当初はキンドル等の電子書籍媒体の普及が見込まれたが、現在のところあまり普及していない。作家や出版社の反発が強いこと、媒体が統一されていないこと、紙媒体と価格が同じで割安感がないことー等が要因となっている。

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