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古紙ジャーナル バックナンバー

【スウェーデン】
スウェーデンのオーワック本社を訪問
圧縮梱包機を四十五ヵ国(計七万二千台以上)に販売

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2016年5月16日 1180号

スウェーデンのセブショーにあるオーワックの本社工場

 欧州を訪れると新たな発見がある。陸続きで国土が狭い欧州では、合理化と斬新なアイデアで競争力を高めてきた歴史的な背景がある。四月中旬、スウェーデンに本社がある圧縮梱包機メーカーのオーワックから取材依頼を受けて、初めてスウェーデンを訪れた。スウェーデンの古紙・産廃ヤードや市のリサイクルセンター等も見学したが、今号ではオーワックの本社工場並びに各排出現場の視察報告を行う。

スウェーデン概要

 まずはスウェーデンの概要から。スウェーデンの面積は四十五万㎢で日本の一・二倍ほどの広さだが、人口は九百八十八万人で、日本の十分の一以下。よって人口密度もかなり低い。
 森林資源が豊富で、以前から製紙大国として有名。二〇一四年の統計では、紙・板紙生産量は千四十二万トンで、インドに次ぐ世界第九位。欧州ではドイツに次ぐ生産量となっている。

 スウェーデンの世界的な製紙メーカーには、SCAがある。本紙は二〇〇六年にイギリスにあるSCAの製紙工場及び古紙ヤードを訪問したことがあるが、スウェーデンの本社工場には訪れたことがない。今回も距離的な問題で残念ながら訪問できなかった。またストラ・エンソ(本社フィンランド)も、合併前のストラ社はスウェーデンが本社だった。
 スウェーデンや隣国のフィンランドは、森林資源が豊富で紙・板紙生産量が多いが、古紙の回収率は低い。スウェーデンが五五%、フィンランドは五二%。ドイツ・イギリス・フランス・スペインの古紙回収率が七〇%~八〇%台であるのに対して、北欧の国は回収率が低い傾向にある。

スウェーデンに本社があるオーワックとは

 オーワックは一九七一年にスウェーデンのセブショー(Savsjo)という街で創業した。セブショーはスウェーデンの首都ストックホルムから南西に三百キロほどの位置にあり、ストックホルムとデンマークの首都コペンハーゲンの中間あたり。ちなみにスウェーデンには~ショーという地名が多いが、スウェーデン語で湖という意味。オーワックは創業以来、セブショーで圧縮梱包機の一貫生産を行っている。現在世界四十五ヵ国に輸出販売されており、これまでに合計七万二千台以上の圧縮減容機、梱包機を販売している。

 オーワックの企業理念は、「圧縮機の製造と販売を通じて、顧客の事業の効率化、廃棄物に関わる労働環境の改善、自然環境への負荷の削減に貢献するとともに、資源が適切に循環する社会を作る」。日本法人としては、二〇一三年三月にオーワック・トムラ・コンパクションを設立。二〇一五年二月よりオーワックジャパンに社名変更した。

本格的に世界展開へ

 オーワックの世界的な営業拠点は、本社があるスウェーデン、ポーランド、そして極東の日本の三カ所に展開している。一年半前までは、ノルウェーが本社でペットボトル回収機を世界展開しているトムラと業務提携を行っていたが、現在は提携を解消した。よって今後は自社による本格的な世界展開を計画しており、一~二年以内にドイツ、米国、オーストラリアの三カ所に事務所を開設する予定。オーワックのトーマス副社長は「会社の競争力を上げるために、物流コストをいかに抑えるかが鍵。ヨーロッパにおける資源物の合理的な運搬を、世界中に広めていきたい。」と語る。

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