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【アプライズ】龍福社と業務提携、日本から買付強化
PET原料で高付加価値の製品を生産【龍福社】

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2016年2月1日 1167号

山東省濱州市にある龍福社

 ㈲アプライズ(大阪市東淀川区東中島一ー二〇ー一二、平良尚子代表取締役、TEL〇六ー六一九五ー六三一六)のアテンドにより、中国山東省で廃PETボトルを原料に使用して、高付加価値の製品である毛布や絨毯を生産する龍福社を訪問した。龍福社は二〇一四年に中国創造企業に選出され、その技術力と商品価値は内外から認められている。今後、龍福社のニーズによって、日本のPETボトル輸出動向が変わるかもしれない。

利昌グループ

 アプライズは利昌グループに属しており、㈱利昌、㈱テクノ利昌、㈲アプライズの三社からグループ構成されている。グループ会社を簡単に説明すると、㈱利昌は一九八八年に設立し、産業廃棄物の収集運搬や総合リサイクル業を運営する。㈱テクノ利昌は一九九四年に設立され、汚水や汚泥、医療廃棄物の中間処理業を営んでいる。

 ㈲アプライズは一九九九年七月に創業した。当初は大阪府下で飲食店を数店舗展開する事業が主体だった。現在でも滋賀県の大津市と唐崎市、大阪府茨木市で飲食店を運営している。主体の国際貿易事業は、主に中国向けに廃プラスチック、金属スクラップ、古紙を輸出。また二〇一四年から自然工房事業を開始した。京都大学との共同開発よってナノミネラルのサプリメントを開発。目の治療薬として特許を取得しており、こちらの輸出販売も行っている。

生物学の教師から転身

 アプライズの平良社長は、中国の四川省出身の女性社長。元々は中学や高校の生物学の教師だった。〇二年に文部科学省の国費教員研修生として日本に留学。一旦は中国に戻ったが、日本の魅力に惹かれ、〇五年に再来日した。その頃、中国の友人から再生原料として廃プラスチックを集めてほしいと言われたことをきっかけに、日本の廃棄物市場を調査。環境問題に対する日本の先進的な取り組みに感銘を受けた。廃プラスチックを中心としたリサイクル原料の貿易会社を立ち上げ、深刻化する中国の環境問題の改善に貢献したいと考えている。

 利昌グループが兵庫や京都、三重で産廃処分場や焼却工場を運営していることから、様々なサポート体制を構築している。二〇一〇年には京都府亀岡市に専用工場を開設、一四年には今回紹介する中国山東省の龍福社と業務提携。一五年には中国山東省にリサイクル事業会社を設立した。現在は日本全国から廃プラを中心に中国へ輸出している。

龍福社と業務提携

 平良社長は生物学の専攻だったこともあって、プラスチックの専門的な知識を持ち合わせており、メーカーにも様々なアドバイスを行っている。また山東省には近年、廃プラや廃ペットボトルを原料にしてポリエステル繊維を生産する企業がかなり増えている。以前は江蘇省や浙江省、福建省が多かったが、最近は特に山東省が多い。その中でも最も有望株と言われているのが龍福社で、その規模と技術、生産性は他の追随を許さない。その龍福社が一四年、日本からの唯一の窓口としてアプライズと業務提携を行った(原料提供と製品販売)。

龍福社の歩み

 龍福社は二〇〇六年一月に創立した。エネルギーと環境保護をモットーに、創造企業として人類に貢献するという社訓を持つ。翌〇七年七月、廃ペットボトルから、ポリエステル長繊維を生産することに成功。同年十一月に年間一万トンを生産する設備を立ち上げると同時に、山東省の特許二項目を取得した。一〇年には六万トンの長繊維と一万トンの短繊維の生産設備を増強した。

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