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古紙ジャーナル バックナンバー

【輸出価格】
昨年の平均円価は三品とも過去最高値を記録
今年は一六円後半~二〇円の価格帯で推移か

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2016年1月25日 1165号

 一月に入りOCC(段ボール古紙)の輸出価格が下落。MIX(雑誌・その他古紙)の価格がやや上昇したので、OCCとMIXの輸出価格が逆転した。中国は二月七日から一週間、春節休暇になる。当面は春節休暇と発生期を控えるため、価格の上昇要因は乏しいが、今年一年の動きはどうだろうか。近年のドル価・円価推移、リーマンショック以後の過去の月別増減等を基に、品種別の輸出価格動向を探った。

現在の輸出価格

 一月に入りOCC(段ボール古紙)の価格が下落。十二月下旬からじわじわと下がり基調だったが、一月上旬には一七二ドルから一六八ドルに下がり、一月中旬には一六二ドルまで下落。しかし二月七日から春節を控えているため、春節前の成約は一六二~一六五ドルの価格帯でなんとか下げ止まった格好。

 その結果、OCCとMIX(雑誌古紙・その他)の価格が逆転した。MIXの輸出価格は、十一月~十二月にチュンナムが購入を増やしたことによって価格が上昇。一月に入ってAPPやサイコリンク(山鷹紙業)が買い始めたことにより、OCCの価格が下落する中、MIXの価格は底堅く推移している。現在のMIXの価格は一七〇~一七二ドルだが、これがピークという見方が強く、二月の春節、三月~四月の発生期を迎えることで、需給動向は弱含みに推移していくと考えられる。

 またONP(新聞古紙)の価格は二〇〇ドル台の高値圏をキープしている。ONPは月間の輸出量が二万トン~三万トンほどで、輸出量は年々減少している。その中で、国内・輸出ともに、スーパープレミアム価格と言われる輸出価格以上の単価が飛び交っている。また、日本やベトナムの建材メーカーが、建材用にONPやOINP(新聞残紙)をオーダーするケースも増えている。回収量の減少が顕著である新聞古紙に関しては、内外ともに価格が崩れるということは考えにくい。

ドル価・円価の年間平均価格の変化

 二〇〇七年以降のドルベース・円ベースの輸出価格推移を調査した。価格増減は、RISI及び関東商組の輸出価格を参考にして、本紙が作成した。円価は一律、ドル価×為替ー二千五百円(手数料・商社口銭等)で計算している。

 品種ごとに傾向が異なるので、三品をそれぞれみていく。まずはOCC。価格変動という点では最も値動きが激しい。二〇一一年の年平均価格は、ドルベースで二五一ドルという高値だった。しかし一二年は年平均で四五ドル下落。為替状況が一ドル七〇円台後半~八〇円で推移していた為、問屋手取り価格は大幅に下がり、一時は一〇円台に。年平均価格でも国内建値を割る一三・九円だった。一三年以降は毎年十ドル前後、ドル価が下落しているものの、為替の影響で円価は上昇。一五年は輸出時代が幕開けしてから最高値の平均円価を記録。OCCはこれまで〇七年の一九・一円が最高だったが、一五年は一九・六円と高値を更新した。

 またMIXの価格は、一五年はドル価が前年平均から十ドル下落したものの、円価はキロ一・五円上昇。こちらも年平均では最高値の一九・〇円となった。月単位での上下動は相変わらず大きいものの、年平均価格でみると安定した値動きで推移している。

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