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古紙ジャーナル バックナンバー

【価格考察】
鉄スクラップと古紙価格は連動しているか!?
年代ごとに先行指標が変化、新時代に突入か

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2015年11月23日 1157号

鉄スクラップと古紙の価格推移

 古紙価格と鉄スクラップ価格は連動するということが以前から言われているが、果たして連動しているのか。どうせ比較をするなら徹底的にやろうということで、一九七〇年代から直近までの古紙価格(段ボール古紙価格)と鉄スクラップ価格(H2価格)を調査したので、連動性を考察する。

データ元

 段ボール価格は関東地区のキロ単価で、一九七〇年~二〇〇三年まではメーカー着値、〇四年からは問屋店頭価格。近年は国内建値と輸出価格が乖離している局面が多いことから、〇四年から輸出価格も併せて掲載している。データ元は国内価格は古紙再生促進センター調べ、輸出価格は関東商組による。鉄スクラップのH2価格は、日本鉄源協会調べの三地区(関東・中部・関西)平均価格。

一九七〇年代

 七〇年代は七三年~七四年に起きた第一次オイルショック、七九年~八〇年に起きた第二次オイルショックにより、原油価格が高騰。その影響によって古紙と鉄スクラップの価格も高騰した。七四年三月の段ボール古紙=キロ五八円という高値は、今後更新されることはないだろう。

 鉄スクラップも同様に高騰し、七四年には瞬間的にキロ六十円台の高値を記録。この記録は破られることがないと思われていたが、〇八年の資源バブルによる高騰によって、記録が更新されている。鉄スクラップは七四年からの年次データしかないが、古紙の方が山深し谷深しの様相で、鉄は二十~三十円台で安定していた。いずれにしても、オイルショックによって古紙・鉄スクラップ業者が劇的に潤ったのは間違いない。

一九八〇年代

 八〇年、第二次オイルショックによって再び古紙価格が高騰。段ボール古紙はキロ五十円まで上昇した。鉄スクラップも上昇してキロ三二円となった。

 オイルショックの余韻もあり、古紙・鉄スクラップともに落ち着かない相場。古紙は八三年~八四年にかけてキロ三十円を突破。八七年~八八年上期までキロ二十~二十五円という高原相場が、数年に一回出現する。当時は五年に一回、需給がひっ迫して高原相場が出ると言われていた。

 八〇年代の鉄スクラップ市況は、古紙の高原相場の後に鉄スクラップがやや上昇するという形。八四年、八七年、八九年に上昇したが、八六年四月にはキロ十円台に下落した。

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