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古紙ジャーナル バックナンバー

【中国の古紙輸入メーカー トップ50社】
2014年の中国の日本からの古紙輸入量
ナインドラゴンが最多の・・・

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2015年7月6日 1138号

中国の製紙メーカー別の古紙輸入量データを入手した。日本の場合、貿易統計の公開は「外国貿易等に関する統計基本通達」に基づき行われ、企業別の輸出入データは原則非公開。ところが中国では税関に申請すれば、企業別のデータが取得できる。もっとも有料による公開ではあるが。これまで各製紙メーカーへの取材から、日本の古紙の消費量を把握するしか手立てがなかったが、本データで各メーカーの輸入品目やシェアなど全貌が掴めるようになった。

今回、入手したのは段ボール(OCC)、新聞(ONP)、雑誌(MIX)の裾物三品種における上位五十社の輸入データ。上物は取得していない。なお、データは工場ごとに記されているため、複数の工場を有する場合はまとめて集計した。このため次頁の一覧ではメーカー総数が五十社に達していない。

二〇一四年の日本から輸入量トップ十社でもっとも多かったのは、玖龍紙業(ナインドラゴン)で、七十二万八千トンを輸入した。月間平均にすると六万六千トン。全盛期は月間十万トンを超えていたとみられるが、ここ数年は数量を落したようだ。

日本から中国向けの輸出量は、二〇〇九年の四百十九万トンをピークに減少傾向にある。一四年までの二年間で計八十七万トンを減らし、一四年は過去十年間でもっとも少ない三百三万トンだった。替わって近年ではアジア諸国への輸出が伸びている。

中国では、経済成長の踊り場を迎え、内需型の経済政策に転向。製紙部門でも新マシンの新設ラッシュが息切れし、以前より輸入古紙の引き合いが弱まった。加えて、中国の国内古紙の回収率が昨年四九・五%に達し、国内古紙が急増したことが、輸入古紙の需要減に拍車をかけている。  

中国向けの四分の一がナインドラゴン

日本から輸入量全体に対するナインドラゴンのシェアは二五・七%。同社の挙動が中国向けの数量全体を左右する。品目別では、段ボールが二十五万七千トン、新聞が九千トン、雑誌が四十六万三千トン。段ボールより雑誌の比重が高く、六割強を占める。本紙が〇七年に同社の張茵董事長にインタビューした際、「日本から二百万トンを買いたい」と語っていたが、その目標は未達のまま、扱い量拡大に苦戦している。同社は一四年六月までの過去一年間で、国内古紙の消費比率は三四%だったが、昨年十二月までの半年間でその比率は四八%まで伸びた。競合他社との仕入れ競争もあるが、国内古紙へシフトしたことが輸入量を減らす要因となっている。

段ボールと雑誌に二極化

次に輸入量が多かったのが、APP寧波の三十七万八千トン。大半が雑誌で、一部が新聞。生産品種が白板紙であるため、段ボールは輸入していない。  続く、榮成紙業、景興紙業、上海中隆紙業はいずれも段原紙メーカーで、段ボールのみを購入。数量はそれぞれ二十四万六千トン、十七万六千トン、十六万二千トン。榮成紙業と上海中隆紙業は台湾資本のメーカーである。

一方で吉安紙容器・安微山鷹紙業も段原紙メーカーであるものの、段ボール三万九千トンと雑誌十一万五千トンの計十五万三千トンを輸入し、雑誌の比率が高い。山鷹紙業は一三年に吉安紙容器と合併している。  二大板紙メーカーの一つである理文造紙(リー&マン)の輸入量はわずか七万一千トン。同社の輸入先の中心は欧米で、日本からの調達は価格等で条件が折り合うときに限られる。内訳は段ボールが六万七千トン、新聞が五千トンだった。  最後に白板紙メーカーである東莞建暉紙業が六万トンを調達し、そのうち新聞が二万七千トン、雑誌が三万三千トンだった。

(※紙面では2014年の中国の古紙輸入メーカー上位50社のリストをOCC、ONP、MIXの品種ごとに掲載しています。)

※当WEBサイトに掲載している記事・データは本紙掲載記事の一部です。本紙面には詳しい概要も掲載しています。見本紙をご希望の方には1ヵ月間無料でお送りしておりますので、お気軽にご連絡下さい。

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