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古紙ジャーナル バックナンバー

【中国の古紙輸入】
今年も15%増(1-2月累計)と二桁成長続く
輸入先別シェアでは米国が大きく後退
代わって欧州勢が6%アップ、日本は横ばい

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2005年4月18日 636号

昨年、中国の古紙輸入は前年比31%増の1,229万トンだった。今年1~2月累計でみると、229万トンで前年比15%増と、今年も二桁成長をみせている。この勢いで輸入が続くと、年間輸入量は1,400万トンを超えることになろう。

ところで気になるのは、中国の古紙輸入に占める米国のシェアが大きく後退していることだ。1~2月の累計でみると米国のシェアは43%。ピークの01年の63%からみると20%もの大幅な下落である。

代わって日本、欧州勢からの輸入が増えているわけだが、発生が落ち込んだ冬場だけの現象にとどまるのかどうか。昨年来の流れを見る限り、米国のシェアの後退が続きそうだ。

1月は過去最高の130万トン

今年1月の中国の古紙輸入は130万トン。単月としては過去最高の記録だった(ちなみに昨年の最高は12月の116万トン)。この反動か2月は99万トンと大幅に減少。しかし、累計では229万トンで前年比15%増。伸び率は昨年間に比べると半減しているが、今年も二桁成長が続いている。

昨年の輸入量が1,229万トンに達したように、月平均100万トンの輸入がすっかり定着した。今年も板紙分野だけで285万トンの能力増投資が行われており、中国の古紙輸入は増えても減ることはない。関心は二桁成長がどこまで続くかにある。

日本は横ばい、欧州5ヵ国が6ポイントもアップ

ところで気になるのは、輸入国の構成に大きな変化が起きていることだ。1~2月累計の国別輸入をみると、米国は97万8,782トンでシェアは43%、欧州主要5ヵ国(ベルギー、英国、ドイツ、フランス、オランダ)が59万9,315トンで26%、日本が35万6,229トンで16%。

04年の構成では米国51%、欧州主要5ヵ国20%、日本16%だった。04年に比べて米国が8ポイント低下、日本が横ばい、欧州主要5ヵ国が6ポイントもシェアを伸ばしている。今年の欧州からの輸入の伸びが大きいのが分かるだろう。

01年当時は米国がダントツ

中国の古紙輸入が初めて500万トンを突破したのが01年の642万トン。この年の構成比をみると、米国63%、欧州主要5ヵ国16%、日本9%だった。米国がダントツのシェアを誇っていたが、01年からみると米国の落ち込みが著しい。逆にいえば米国の落ち込んだ分を欧州主要5ヵ国と日本がカバーしているといえる。

今年1~2月は米国が天候不順で古紙の発生が落ち込んでいた。発生減によるもので、中国向け輸出の落ち込みなは一時的という見方もある反面、2000年代に入って米国の古紙回収量が伸び悩んでいるので米国のシェア低下は今後も続くとの見方もある。

欧州の回収量が増大か

欧州主要5ヵ国は昨年、244万トンを中国に輸出した。欧州勢は中国以外にインド、インドネシア、タイ、台湾などのアジア各国に古紙輸出を行っており、日本ほど中国に偏っているとは思えない。タイでは日本品が後退、欧州やシンガポール品が増えているように、中国に限らず欧州のアジア向け輸出全体が膨らんでいるようだ。この背景として考えられるのは、日本と同様に2000年代に入って古紙の回収量が増え、需給ギャップが拡大。これが輸出に回っているとみられる。

主要国別にみた中国の輸入古紙の推移

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