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古紙ジャーナル バックナンバー

【和歌山県】
2,000坪を超えるヤードが2ヵ所(はまだ、太陽産商)誕生
ヤード密度(6万3千人に1ヵ所)が高い和歌山県下で
はまだ、ベーラーを2台保有

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2005年8月8日 651号

はまだ・本社ヤードの古紙加工場の外観

一昨年から昨年にかけて和歌山県下で2,000坪を超える大型の古紙ヤードがふたつもできた。ひとつは㈱はまだ(本社・和歌山県那賀郡打田町)。もうひとつは太陽産商㈱(和歌山市西浜)。はまだを訪問する機会があったので、紹介したい。

2,200坪の敷地に古紙の加工工場(ベーラーを2台保有)と、クリーンルーム(無菌室)などを完備した段ボール組み立て工場があり、近く機密書類の処理施設も建設する予定。同社はパッカー車18台、ウィング車6台を含む34台の収集車両を保有し、月間4,500トンの古紙を扱う。2台のベーラー(大型梱包機)が設置されているのは驚きだった。

というのは、関西地区でベーラーを2台保有する古紙ヤードが少ないからだ。本紙の記憶では、共和紙料、大和紙料、大本紙料の各本社ヤードぐらい。大阪にふたつ、兵庫にひとつである。ちなみに太陽産商も3,000坪の新ヤード(スクラップアンドビルドで本社を昨秋、移転)に、ベーラーが2台設置されている。1台は廃プラ専用だが。

89年から宮崎グループ

はまだは1987年に創業して、89年から宮崎グループに入り、今年で19年目を迎える。今回、訪問した本社ヤードは03年4月にオープンしたもの。オープンして2年余経過する。訪問時、ベーラー2基(渡辺鉄工製、200馬力と100馬力)のうち、100馬力のベーラーを150十馬力に入れ替え作業中であった。

前述したように34台もの収集車を持ち、古紙の扱いは引き取りが9割を超えるという。品種は段ボールが7割で、残りが新聞、雑誌など。今後は機密書類の扱いにも注力する。段ボール古紙の扱いが多いのは、以下のような理由からだ。

ギフト商品を中心にケース製造-組立-商品積-包装-保管-出荷まで一貫で請け負っている。クリーンルームでは食品や医薬品などの詰め合わせ作業も行う。大手ができない人手がかかる下請け加工をすることで、事業所(下請け先)で発生する段ボール古紙の引き取り依頼のチャンスも増える。組立工場への受注と段ボール古紙の引き取りは不可分の関係にあるようだった。

新聞販売店回収も展開

また驚かされたのは関西地区では皆無と思いこんでいた新聞販売店回収を展開していることだった。奈良県南部と和歌山県下で読売新聞を、大阪府の堺市以南で朝日新聞の販売店回収をおこなっている。同じ地域で同時に二紙の販売店回収ができないので、地域割をしている。

新聞販売店回収は分別収集、集団回収などと並ぶ家庭で発生する新聞古紙の有力な回収方法のひとつ。首都圏では普及しているものの、関西ではほとんど普及していない。古紙業者(回収業者ないしは問屋)が新聞販売店とタイアップして新聞古紙を回収する方法を指す。販売店が回収予定日を印刷したチラシを家庭(読者)に撒き、実際の回収は業者が行う。販売店は新聞の拡販手段として、業者は効率良く新聞古紙を回収できる。

和歌山市、5種類の資源ごみを分別収集

ところで人口39万人の和歌山市では平成9年7月からかん、びん、ペットボトル、紙・布の4種類の資源ごみを分別収集。さらに昨年4月からプラスチック製容器包装の分別収集を開始、現在は5種類の資源ごみの分別収集を行う。

収集はかん、びん、ペットボトル、紙・布が月2回、プラ容器は週1回。収集方法は直営で、収集した資源ごみは古紙問屋や廃棄物業者などの中間処理場に持ち込み、選別・加工されている。紙だけをみると、1世帯当たりの回収量は年間36キロと少ない。抜き取りが多い?

市内に大型ヤードを構える太陽産商は、市の収集したかんや古紙などの中間処理場(持ち込みヤード)になっている)。はまだは立地が打田町(市外)なのでこうした資源物の持ち込みはない。打田町もプラ容器を分別収集しているが、これは太陽産商に持ち込まれているとのこと。

資源ごみの収集が活発化

和歌山市が資源ごみの分別収集を行っているため、和歌山県下の他の自治体にも波及。資源ごみの収集が活発になっているようだった。ちなみに関西の主要都市(都道府県の所在地)で、古紙の分別収集を行っているのは、滋賀県の大津市と和歌山市のみ。京都市、奈良市、大阪市、神戸市では実施されていない。

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