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古紙ジャーナル バックナンバー

【古紙回収率】
韓国、昨年の古紙回収率は84.1%に
過去15年間に40.7ポイントの驚異的な伸び
日本の回収率、80年代までは韓国を上回る

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2005年8月29日 653号

日本の古紙の回収率は1990年代は伸び悩んだが、2000年に入ってからの上昇が著しい。過去5年間で10.8ポイントという二桁の伸び。そして今年上半期の回収率はついに70%台に乗せるようになった。今後5年間もまだまだ高い伸びをみせると観測されている。

その根拠として挙げられるが
①現状の70%の回収率は水膨れで、実態は60%台前半にある
②21世紀は環境の世紀。古紙を含めた再生資源物の回収促進が一段と進展する
③1,000万トンどころか2,000万トンという中国の巨大な輸入市場が横たわる
④お隣の韓国では過去15年間に回収率が40.7ポイントという驚異的な伸びをみせた-からである。

ちなみに回収率とは古紙回収量を紙・板紙消費量で割った数値。韓国の古紙回収率は03年に80%台に乗せ、04年は84%だった。こうした韓国の驚異的な回収率の向上をみる限り、日本の回収率はまだ高い伸びをみせるとみたい。将来、日本の回収率も80%台に乗せるのでないか。

日本の回収率はかっては70%が上限とみられていた。ところが今年上半期にあっさりクリア。さらに上昇するだろう。1990年代の10年間を振り返ると、回収率は49.7%から55.9%にアップした。伸びは6.2ポイントにとどまる。それが2000年に入ると、前述したように5年間で10ポイントを上回る伸び。今後5年間にさらに10ポイント前後伸びることは、不可能ではないとみられる。

韓国の回収率、90年代前半に日本を追い抜く

韓国は90年代前半までは古紙消費の半分を輸入に依存していた。90年代半ばからこの依存率がどんどん低下し、最近は20%足らずを輸入に頼る。消費量の8割が国内回収で賄うようになった。それでも年間150万トン前後の古紙を輸入しており、古紙の輸入国である。

日本と韓国の回収率を比較すると、別表のように70年代から80年代にかけては日本の回収率が韓国を大きく上回っていた。逆転したのは、90年代の前半。95年には韓国57%、日本51.6%に。以後今日まで韓国が日本を大きく引き離している。

この理由としては挙げられるのが韓国は古紙の輸入国で、輸入古紙に大きく依存していたことによる。このため国内の回収増によって、古紙が余るという心配がなく、回収率が驚異的な伸びをみせた。一方、日本はバブル経済が弾け、国内消費市場は飽和。古紙を集めても売り先がなく、中国という巨大な輸出市場もまだ登場していなかった。このため回収率の停滞が続いたとみられる。

韓国、04年は84.1%に

環境対応もあって韓国の回収率が大幅に向上するようになったのは、1990年代に入ってから。90年代は25ポイント以上伸びた。そして2000年に入っても過去5年間で14.9ポイントという驚異的なアップ。03年には80%台に乗せ、04年は84.1%という高い回収率になった。

ちなみに90年が43.4%だったので、この15年間に実に40.7ポイントも上昇したことになる。数量でみると04年の古紙回収量は688万トン。90年が188万トンだから500万トン増である。数量でも3.7倍も増えたわけだ。

日本と韓国の古紙回収率推移

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