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古紙ジャーナル バックナンバー

【中国の古紙価格】
段ボール、トン700元~1,400元を行ったり来たり
1,000元を底に新聞は年々着実に上昇
今年の新聞、過去5年間で1番の高値
トン1,600元、円価でキロ23円に

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2005年11月14日 664号

日本の古紙価格が低位に安定するようになったのは、1980年代の後半から。70年代から80年代前半にかけては、二度にわたるオイルショックの勃発などもあり、価格は乱高下した。現在では信じられないが、段ボールや新聞でキロ40円を超える相場も現出した。高度成長する70年代の日本経済を彷彿させるのが現在の中国。

中国の現在の古紙価格は物価や賃金水準に比べるときわだって高い。輸入古紙価格と国内価格はほぼ連動しているので、高い国内価格が輸入価格にも反映しているわけだ。浙江省平湖市を4年ぶりに訪問をしたのを契機に、中国の近年の古紙市況の推移を調べてみた。

過去7年で輸入量は6.4倍に

70年代の日本と中国の製紙産業の大きな違いは、日本は国内で回収される古紙に全面的に依存していたのに対し、中国は輸入の依存率が高いことだ。別表のように98年当時はまだ輸入古紙の消費全体に占める比率はそれでも14%にすぎなかった。ところが昨年になると、43%になり、過去7年間に実に29ポイントも上昇した。

中国の国内回収が徐々に増えてはいるものの、同期間に36%増。一方、輸入は6.4倍もの増加である。製紙産業の古紙消費スピードが驚異的に加速し、国内回収ではまかなえず、多くを輸入に依存せざるをえないことを物語る。製紙産業の設備投資が停滞するようになるまで、この流れは変わらないだろう。今年の1-9月の古紙輸入は1,241万トンに達し、すでに昨年間を上回った。年間輸入量は1,650万トン前後まで膨らむだろう。400万トン増という驚異的な伸びである。

2001年秋を底に着実に上昇

中国の国内市況は2000年夏場をピークに下落。本紙が浙江省平湖市に訪問した01年秋頃がボトムだった。以後、着実に上昇基調にあり、今秋は00年夏を上回る水準にあることが分かった。別表は古紙再生促進センターが調べた価格表。昨秋に比べて今秋は段ボールでトン100元以上、新聞は300元前後値上がりしていた。

現在、1元14.4円なので、円価にすると新聞はキロ4円以上の値上がりである。この中国の国内価格をウオッチしていれば、輸入価格(日本からいえば輸出価格)の動向を読むことができるわけだ。

中国側は日本の古紙をいくらで買っているか

関東製紙原料直納商組の11月のドルベースの輸出価格から日本の古紙を中国側がいくらで購入しているのか、調べてみてみよう。11月の輸出価格は段ボールでCIFトン127ドルだった。CIF価格とはフレート(海上運賃)込みの価格のことで、上海向けなら上海港に着けた価格のこと。

現在、元とドルとの為替は1ドル8.11元。127ドルを元に換算するとトン約1,030元になる。上海港から富陽市の製紙会社までのトラック運賃はトン100元前後とみられる。100元とすると1,130元。これにはブローカーの手数料は入っていない。

段ボール、朝市と同水準か

富陽市の古紙の朝市での段ボール古紙価格は1,100元~1,400元といっていた。価格幅があるのは、品質にバラツキがあるためだろう。平均1,200元とすると、朝市で購入するのと、ブローカーを通じて日本の古紙を購入するのと余り変わらないことになる。なお米国のOCC(回収段ボール)は日本品よりトン10ドル程度高い。元にするとトン81元は高い。

中国の主要品種の古紙価格

中国の古紙回収・消費・輸入量推移

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