トップページ > 古紙ジャーナル バックナンバー >

古紙ジャーナル バックナンバー

【古紙ヤード】
今年も国内外で20数ヵ所(7年連続のヤードラッシュ)か
大本紙料、北京市で新ヤードを建設

カテゴリーカテゴリー:古紙ジャーナル バックナンバー

2006年3月27日 682号

昨年は国内外で30ヵ所近い古紙ヤード(回収基地)がオープンしたが、今年も内外で20ヵ所を超える新ヤードが誕生する見通し。20ヵ所を超えるヤードが開設されれば7年連続となり、ヤードラッシュはいつまで続くか。ちなみに、04年は40ヵ所を超え、過去最高の新設ヤード数だった。

今年の新設ヤードの話題はやはり中国となろう。豊田通商、北海紙管に次いで、関西の大手業者、大本紙料(本社・神戸市)が北京市に6月にもオープンさせる。同社のホームペイジ上ですでに北京工場が紹介されている。商社を含めた日本の古紙問屋の中国進出企業としては6番目(松本光春商店が4ヵ所のヤードを構えるのでヤード数では9番目)となる。同社はさらに上海でのヤード展開にも乗り出す予定。

今春開設されたヤードは広州広汽豊緑資源再生と北海紙管浙江。前者は豊田通商の合弁会社で古紙と鉄屑を扱う。トヨタグループから発生する再生資源を回収するのが狙い。後者は北海紙管浙江工場内に古紙と廃プラのリサイクル施設を設けたもの。前者は本紙645号で、後者は662号で詳しく報じた。

北京徳邦物資を設立

大本紙料は北京市豊台区梅市口路一六八号に北京徳邦物資有限公司を設立。現在、新ヤードを建設中で今夏にも完成・稼働を予定している。大本紙料としては初めての中国進出だが、北京だけでなく上海にも進出計画があり、早ければ年内にも新ヤードができるか。

同社はこれまで関西地区を拠点とした古紙の回収網を構築してきた。本社・六甲アイランド(4,500坪の大型港湾ヤード)を含めた直営ヤード14ヵ所、グループ会社5ヵ所、合計十九ヵ所の古紙ヤードを運営する他、傘下の代納業者も数多い。

総合リサイクル業を展開

さらにグループのパルテックで産廃の焼却施設(日量80トン)を持ち、大本リサイクルセンター(ORC)には木屑や廃プラなどのリサイクル施設(大型シュレッダーなど)がある。リサイクルできないごみだけを焼却するというのが同社のモットー。総合リサイクル業者に飛躍しつつあるが、古紙でも年間取扱高100万トンを目標にしており、愛知の宮崎と並んでもっとも実現が可能な距離にいるとみられている。

粗利益少ない中国の回収業

日本国内での古紙の売買差益(粗利益)は平均キロ4円前後。持ち込みか引き取りか、あるいは品種によって粗利益に相違はあるけれど。これに対し中国の回収業者には仕入れと売価にこうした差がなく、粗利益が極端に少ないといわれる。①物価や賃金水準に比べて中国の古紙価格が高い②ベーラー品(プレスしたもの)が普及しておらず、バラとベーラー品との格差がない③零細の回収業者が多く、競争しているーなどが原因か。

大量集荷時代の到来

しかし、報じてきたように、紙・板紙生産において中国は世界で1人勝ちの状況にある。昨年の生産量は5,700万トンを超えたとみられるし、2010年頃には米国の生産量(8,000万トン)を追い抜くとみられている。将来、古紙の国内回収量は飛躍的に伸びるだろう。ちなみに04年の回収量は1,651万トン。回収現場の機械化、合理化が遅れているので、ベーラーが設置されたヤードが増えると、中国にも大量集荷の時代がやってきそうだ。

一方、日本は昨年の回収率が初めて70%を超えた。しかし、これは見かけの回収率(段ボール箱の入超が130万トン前後ある)でネットは60%台の前半。将来、ネットの回収率が70%台に達するとみられ、さらに回収の掘り起こしが進むだろう。

※当WEBサイトに掲載している記事・データは本紙掲載記事の一部です。本紙面には詳しい概要も掲載しています。見本紙をご希望の方には1ヵ月間無料でお送りしておりますので、お気軽にご連絡下さい。

こんな記事も読まれています

どうぞお気軽にお問合せください

(有) 古紙ジャーナル社

TEL:0742-72-1798 FAX:0742-90-1461

メールアドレス:info[at]kosijnl.co.jp ([at]を@に変えてお送りください。)

  • TEL:0742-72-1798
  • FAX:0742-72-1810 印刷用PDFを開く

古紙問屋、製紙メーカー、商社、団体等の古紙関連のニュース、自治体、輸出実績、輸出価格、国内価格、海外事情、その他リサイクルのニュースを週刊でお届けします。
>>詳しくはこちら

  • 購読のお申込み
Top