トップページ > 古紙ジャーナル バックナンバー >

古紙ジャーナル バックナンバー

【京丹波ウエス】古布は90種類、ウエスは10種類に選別

カテゴリーカテゴリー:古紙ジャーナル バックナンバー

2013年4月15日 1029号

京都で一般廃棄物と産業廃棄物を手掛ける㈱山本清掃(京都市伏見区横大路千両松町196-1、山本敏裕代表取締役)の古着リサイクル施設である京丹波ウエス(京都府船井郡京丹波町豊田鳥居野55)を見学した。京都府下最大の古着リサイクル施設で、月間150~200トンを扱っている。古着類は90種類、ウエス類は10種類に選別し、圧縮梱包して出荷される。京都市は平成18年度から家庭ごみ有料化を開始したのを機に、集団回収による古紙と古布の回収量が大幅に増加している。

京都市内から車で走ること40~50分。京都府のほぼ真ん中に位置する京丹波町の人口はわずか1万5,000人ほど。丹波の黒豆、丹波牛、丹波ワインの特産品が全国的に知られている。この京丹波町の小高い丘の一角に、京都で最大級の古着リサイクル工場がある。山本清掃が立ち上げた京丹波ウエスである。

様々な事業を手掛ける

山本清掃は昭和24年に山本衛生として創業し、今年で65周年を迎える。京都市と大津市の一般廃棄物処理業に加え、京都市などの産業廃棄物の収集運搬や処分業の許可を持つ。またリサイクル事業として平成9年にMRC(空缶・空瓶・ペットボトルのリサイクル工場)を、平成16年にはKCC(資源物の選別工場)を開設し、古紙や廃プラも扱う。ナカバヤシの機密処理の全国組織パピルスネットワークで長年会長を務めており、移動式の機密処理車であるエコポリスバンを数台保有している。その他、食品リサイクル、蛍光灯リサイクル、畳リサイクル、医療系廃棄物処理など様々な廃棄物処理やリサイクルを手掛けている。

京丹波ウエスは平成22年9月にオープンした。敷地は約1,500坪で、元々段ボール工場だった建屋をそのまま使用している。工場建屋は1階が300坪、2階が100坪で、他に事務所棟と倉庫がある。保有設備は40トントラックスケール、古布専用ホッパーと選別ライン、圧縮梱包機2台、ウエス裁断機、バッテリーフォークリフト3台。郊外に位置することもあり、持ち込みは1割ほどで引き取りが9割を占める。

古布は90種類、ウエスは10種類に選別

工場の選別工程をみていこう。集められた古布類をリフトでホッパーに投入。このホッパーは間口を広めにして投入しやすくしており、古布類は投入時に埃が出やすいので周りをアクリル板で仕切っている。ホッパーから出てきた古布は、順に手作業で破袋してごみを取り除く。またこの段階で毛布やカーテン、スーツなどの大きいものも取り除かれる。ここからコンベアで2階に上げられ、一次選別が行われる。一次選別ではブランド物、皮物、Gパン、男性物、女性物、夏物、冬物、子供服、スポーツウェア、上着、下着、ズボン、ドレス等に分けられ、二次選別ではさらに細かく分けられていく。2階の選別ラインからそれぞれの品種をポストに落とすと階下のカゴに入る仕組み。毎日午前中は14人ほどでこの作業が行われ、午後は二次選別が行われる。

古着は全部で90種類、ウエスは10種類に分けられており、選別するのはほとんどが若い女性。服やブランドに詳しいことや、細かい選別作業に向いていることが大きな理由。同所で働いている従業員は23人で、そのうち六人は障害者を雇用している。同社は障害者雇用を積極的に進めており、昨年は障害者雇用優良事業所として京都府知事表彰を受けている。

※当WEBサイトに掲載している記事・データは本紙掲載記事の一部です。本紙面には詳しい概要も掲載しています。見本紙をご希望の方には1ヵ月間無料でお送りしておりますので、お気軽にご連絡下さい。

こんな記事も読まれています

どうぞお気軽にお問合せください

(有) 古紙ジャーナル社

TEL:0742-72-1798 FAX:0742-90-1461

メールアドレス:info[at]kosijnl.co.jp ([at]を@に変えてお送りください。)

  • TEL:0742-72-1798
  • FAX:0742-72-1810 印刷用PDFを開く

古紙問屋、製紙メーカー、商社、団体等の古紙関連のニュース、自治体、輸出実績、輸出価格、国内価格、海外事情、その他リサイクルのニュースを週刊でお届けします。
>>詳しくはこちら

  • 購読のお申込み
Top