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古紙ジャーナル バックナンバー

【中国の紙・板紙生産】
昨年は前年比13.1%増の5,600万トン
トップの米国に2009年にも追いつく?
米国の生産、1999年をピークに低迷続く

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2006年6月19日 693号

中国造紙協会調べによる2005年の中国の紙・板紙生産量は、前年比13.1%増の5,600万トンになった。中国の紙・板紙生産は2002年以降4年連続の二桁成長を続けており、米国や日本の紙・板紙生産が2000年代に入って低迷する中、1人勝ちの様相を呈している。

今後も二桁成長(10%成長)が続くと、トップの米国(昨年の生産量は8,264万トン)に09年にも追いつくことになる。紙・板紙生産で中国が世界の頂点に立つ日が視野に入ってきたわけだが、同時に古紙の輸入量はどこまで伸びるのだろうか。ちなみに今年1-4月の古紙輸入量は前年比24.7%増の666万トンだった。

大きかった国家統計局との誤差

本紙679号で報道したように、中国の国家統計局調査による昨年の紙・板紙生産伸び率は26.3%だった。例年、造紙協会の伸び率を5ポイントぐらい上回っており、15%~20%の伸び率で推定した昨年の生産量は5,700万トンから6,000万トンだった。今回発表の伸び率は13.1%にとどまり、国家統計局との誤差は実に13.2ポイントにも及んだ。

この結果、前年比650万トン増にとどまったわけだが、2年連続で650万トン増という、やはり驚異的な伸びであることにはちがいない。仮に今後も毎年10%の伸びが続くと、09年には約8,200万トンの生産に達し、ほぼ米国と並ぶことになる。

米国、ピーク時から543万トン減

米国の紙・板紙生産のピークは1999年で、8,807万トンだった。前述のように昨年は8,264万トン。過去7年間に543万トンもの減少である。板紙の生産は横ばいだが、洋紙の落ち込みが大きい。新聞用紙や印刷用紙など、パソコンの普及にともなうインターネットという電子メディアの登場が洋紙の需要を減らしたとみられる。

日本は88万トン減

一方、日本の紙・板紙の生産も似たような傾向をたどる。ピークは2000年で3,183万トン。昨年は3,095万トンだから、過去6年間に88万トン減。減少率や減少した数量は米国ほど大きくはないが生産は頭打ち。米国と違って紙が横ばいなのに対し、板紙が落ち込んだ。バブル経済の崩壊や容器包装リサイクル法の施行が影響したとみられる。

今年は6,000万トンに

このように世界の紙・板紙生産高1位と2位の米国と日本が低迷する中、中国は独り高度成長を続ける。00年には日本の生産に並び、01年には追い抜く。そして昨年は5,600万トンに。おそらく今年の生産高は6,000万トンに達するだろう。7年間で生産が倍増するという驚異的な成長を遂げるわけだ。

製紙大手が膨大な設備投資を展開

驚異的な成長を支えているのが、中国の製紙大手の膨大な設備投資である。04年段階では年産100万トンメーカーはナインドラゴン、チェンミン、金東紙業の3社のみだったが、昨年はリー&マン、太陽紙業、寧波中華紙業が加わり、6社となった。金東紙業と寧波中華紙業はシンガポールに本社を持つ(拠点工場はインドネシア)APPグループでもある。

米国・中国・日本の紙・板紙生産推移

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