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【アジアの古紙需給】古紙問屋のトップ20、日本勢が11社

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2013年2月18日 1021号

世界の紙・板紙生産の四四%をアジアが占め、いよいよアジアが世界を席巻しつつある。2011年のアジアの紙・板紙生産量は1億7,470万トンにも達した。牽引役となってきたのが中国で、同時に世界中の古紙をがぶ飲みしてきた。ところが昨年、中国造紙協会が2015五年の古紙輸入量として掲げた3,006万トンに、3年前倒しで到達してしまったのだ。中国における国内古紙の回収増を背景に輸入古紙がこのまま頭打てば、今後、他国で古紙消費はどれほど増える可能性があるか。①サプライヤーとユーザーのトップ20社、②GDP成長率の推移と予測、③新規プロジェクトの動向から、アジア圏における古紙需給の動向を捉えてみたい。 

中国の大手問屋が頭角

アジア圏において、サプライヤーである古紙問屋のトップ20とユーザーである製紙メーカーのトップ20を調べてみた。古紙問屋は20社の合計で1,378万トンであるのに対し、製紙メーカーは20社で4,615万トンにも上る。アジアの古紙回収量は9,420万トン、古紙消費量は1億2,317万トン。古紙問屋20社のシェアは14.6%、製紙メーカー20社のシェアは37.5%となる。製紙の集中度が圧倒的に高いのは、アジア圏で発生する古紙だけでは不足し、世界中から古紙を買い集める状況にあるため。回収率は52%と回収増の余地も残されている。

古紙問屋のトップは中国再生資源開発。本紙1016号で特集したとおり、中国で再生資源を扱う最大手。1989年に設立し、中国供銷グループに属する。古紙は年間150万トンを扱い、北京、天津、上海、武漢、重慶、成都等に回収拠点がある。2位は日本の大本紙料と宮崎の2社がともに110万トンの扱い量で肩を並べる。大本紙料はグループとして全国で83カ所、中国の上海でも1カ所のヤードを展開する。宮崎も55カ所のヤードがある。海外もベトナムやミャンマーなどに進出を検討するが実現していない。

4位も同様に2社が並ぶ。扱い量はともに100万トン。一つは江蘇紙聯(中国)で江蘇准鴻国際グループなどが共同出資して2007年に出来た企業。江蘇省で40カ所のヤードを運営する。もう一社がサイアム・クラフト・リサイクリング(タイ)で、SCGグループのリサイクル部門。国内外に30カ所のヤードを運営し、回収量が270万トンのタイでもトップシェアを誇る。同グループは多角的企業として製紙部門も率いるため、扱い量のうち自家消費分も多いとみられる。ユーザーとしてもトップ20に入ったのは同グループのみ。

続く6位の広州開揚資源(中国)は、海港国際グループに属し、扱い量は70万トン。詳細は不明。同じく6位で扱い量が70万である福和古紙(香港)。古紙もの家庭紙を製造する福和集団の子会社で、香港に8カ所のヤード、中国に3カ所のヤードを展開する。香港と上海には機密書類の処理施設も運営する。集めた原料を使い、年間9万7,000トンの家庭紙と1万5,000トンの白板紙を生産している。

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