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古紙ジャーナル バックナンバー

【新聞古紙】
在庫薄でプレミアム価格、輸出を上回る
08年以来約5年ぶりの20円相場へ

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2014年2月10日 1069号

国内製紙メーカーの在庫薄で逼迫感が強まり、新聞古紙は昨年末から20円を超えるプレミアム価格が付いた。輸出価格と同価あるいはプラス1円前後の水準まで高騰し、輸出の問屋店頭単価が20円に迫ったことで、約5年ぶりに20円台に乗せた。特に日系商社ルートで調達量を増やし、輸出玉が国内に還流したとみられる。年末の発生期を経て、在庫は平準化しつつあり、この上乗せ幅も見直されつつある。そのため新聞のプレミアム価格は一時的で、建値に反映されることはないだろう。

上乗せ幅は7円にも

国内の新聞価格で輸出価格を上回るプレミアム価格を付けたのは、昨年末頃から。11月下旬にレンゴーが新聞古紙を2円上げて14円から16円に上げたのに対し、その前後から他社メーカーはプレミアムによる割増し価格で対応してきた。輸出価格と同等あるいはプラス1円が付いていたが、年末には輸出価格が20円に限りなく迫ったことで、プレミアム価格は20円を超えてきた。21円台のプレミアム価格も付いたといい、建値14円の建値に対する上乗せ分は7円にも達した。

新聞古紙は高騰するが、多用する新聞用紙の値上げは容易ではない。4月の消費税増税も控え、新聞社の抵抗は必至だからだ。07年には古紙価格がプレミアムで20円台に乗せ、08年では建値ベースでも20円が付いた。08年春に新聞用紙は28年ぶりのキロ5円前後の値上げが起きたが、今回は在庫が一服すれば需給軟化が予想される。国内製紙としてはプレミアム価格で急場をしのぎ、建値に反映することはないだろう。建値修正よりプレミアムで買い増したほうが全体の調達コストは抑えられるメリットもある。

商社ルートの輸出玉還流

今回、国内の製紙メーカーが積極買いを進めたのが日系商社のルート。販売先に輸出と国内があり、輸出玉を国内向けに囲い込むために高値が付いた。問屋ルートはいったん購入枠を増やすと需給が緩んだ後の継続購入が難しくなる。柔軟な販売ができる商社ルートの浮動玉を買い増したものとみられる。

国内製紙に販売ルートをもつ代表的な日系商社は国際紙パルプ商事(KPP)、日本紙パルプ商事(JP)、日商岩井紙パルプ、丸紅ペーパーリサイクルの4社。矢野経済研究所がまとめたデータによると、もっとも国内販売が多いのがKPPで97万トン(2012年度見込みベース)。続くJPが83万4千トン、丸紅が40万4千トン、日商岩井が24万トンとなっている。4社で合わせて244万8千トン。同年の国内の古紙消費量は1,677万トンだったので、商社ルートは15%のシェア。問屋ルートと日系商社ルートの比率は85:15となる。一方、日系商社4社を合わせた輸出ボリュームは計128万6千トンある。この一部が国内に還流したというわけだ。

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