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古紙ジャーナル バックナンバー

【宮城県の古紙回収】
仙台市が分別収集を開始(モデル地区)、全市で実施へ
【福島県の古紙回収】
3市(郡山市・いわき市・福島市)で回収量が各1万トン超える

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2007年10月15日 758号

全国の都市部を対象とした集団回収と分別収集の調査で、今回は宮城県と福島県の各13市を対象とする。100万人都市の仙台市がある宮城県の人口は約190万人、福島県が約162万人と、東北地方において両県に人口が集中している。総回収量では、宮城県で6万4,700トンを集め、福島県で6万8,800トンと東北地方でも最大量を集める。

集団回収と分別収集の割合は、両県で対照的。また宮城県では仙台市が全体回収量の55%、福島県でもいわき市と郡山市、福島市の3市が全体の62%を占めていることから、両県ともに主要都市の影響が顕著である。

宮城県は回収量伸び悩む

宮城県では、集団回収と分別収集の割合が63:37と、集団回収の回収量が多く約4万トンに達する。集団回収の助成金制度を13市のうち10市で実施していることもあるが、何よりも仙台市だけで約3万4,000トンを集めるためだ。つまり宮城県の集団回収の回収量の85%が仙台市で集めた分である。

他市に目をうつすと、分別収集が主軸となっており、回収量でも上回る。これまで集団回収一本であった仙台市が、ようやく平成18年度から分別収集をモデル地区で始めたばかりだ。

仙台市の分別収集は、集団回収を担っている「集団資源回収業者協議会」が主体となり実施している。この協議会は、平成17年3月に法人格を取得した。協議会がステーションから古紙を回収し、回収量に応じて仙台市がキロあたり2円を助成している。67のモデル地区で始まった分別収集も、限りなく集団回収に近い方式といえる。今後、全市で分別収集を導入する場合には、この方式とは違った形となるようだ。

また仙台市では、事業系ごみである一般廃棄物を減量化するため、清掃工場への紙ごみの搬入規制を平成17年4月から始めた。市内3ヵ所に古紙の回収基地を設けて、事業者からの紙ごみ持ち込みを受け入れる。こちらの実績についても尋ねてみたところ、平成18年度で回収量は659トン。一般廃棄物の総量約16万トンに比べてわずか0.4%にしか満たないのは、機密書類などに回っているためか。

東北地方で最大の人口をかかえる宮城県であるが、世帯当たりの回収量は87キロといま一つ伸び足りない。人口10万人以上の三市で世帯当たり100キロに満たないことも一因だろう。唯一、家庭ごみの有料化を実施している登米市や、平成11年に比べ助成金を4円から8円に増やした気仙沼市でも、回収量は振るわず平均にもとどかない。

ただヤード数が33ヵ所と東北地方で最も多く、日本製紙の工場など大口の需要もある。そう考えると、集団回収と分別収集の回収量には現れない新聞販売店や民間回収などを通じた多様な回収方法が拡がっているのではないかとみられる。

福島県は東北地方で最多

福島県では総回収量が6万8,700トンに達し、東北地方で最も多く集める。分別収集を全市で行い、集団回収の助成金もいわき市を除く全市で実施している。特にいわき市、郡山市、福島市の3市で回収量が1万トンを超え、県全体の62%を占める奔流となっている。

この1万トン超を集める3市の回収傾向が三者三様なことも興味深い。いわき市では分別収集に一本化しており、郡山市では集団回収が圧倒的に多く、福島市では分別収集での大部分を回収するも集団回収でも取りこぼさずに集める。というように3市の回収量の内訳は、分別収集か集団回収かの重心の置き方が全く異なっている。

福島県・宮城県の古紙回収

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