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古紙ジャーナル バックナンバー

【中国の港別古紙輸入量】
深セン、黄埔(いずれも広東省)がトップを競い合う
省別では広東省が707万トンでシェア36%
黄埔は過去3年間で3倍に、今年はトップか

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2007年12月10日 766号

中国の今年の古紙輸入量は2,320万トン前後になる見通し。同数量は日本の国内回収量に匹敵する規模で、国内消費量(約1,900万トン)を400万トン以上も上回る。驚異的な輸入量だが、上海万博が開催される2020年には輸入が3,000万トンに達しているだろう。今回、この中国における過去3年間(04年~06年)の港別の古紙輸入量を調べてみた。

中国には23省あるが、港別では深セン、黄埔(いずれも広東省)が1、2位を争い、省別でも広東省がトップだった。広東省の昨年の輸入量は707万トン、全体に占めるシェアは36%。板紙最大手のナインドラゴン(玖龍紙業)と、ナンバー2のリー&マン(理文造紙)の本社工場がいずれも広東省東莞市にあり、生産設備の増強で輸入が膨らんでいるもの。

トップは広東省、深センと黄埔が競う

日本の昨年の古紙輸出量は389万トン。このうち319万トンが中国向けで、全体に占めるシェアは82%だった。日本からの輸出先(中国からみれば輸入港)としては上海がもっとも多い。しかし、世界中から古紙を調達する(輸入する)中国の輸入港のトップは意外にも?深センで、2位は黄埔。昨年の両港の差はわずか数万トンだった。

黄埔の伸びが著しいので今年は黄埔がトップに立っているかもしれない。 両港はいずれも広東省。日本からは深センや黄埔への古紙輸出が少ない。少ない理由は同じ中国でも上海航路などに比べてフレート(海上運賃)がかなり割高なためとみられている。なお広東省には両港の他に珠海、江門、広州の輸入実積も高い。

2位は浙江省

広東省に次ぐのが杭州と寧波の両港を抱える浙江省だった。昨年の輸入量は280万トン、全体の占めるシェアは14%。3、4位は青島を抱える山東省と省に属さない特別市である上海が230万トンで並んだ。シェアはいずれも12%である。山東省にはチェンミン、フワタイの洋紙大手、板紙大手のサンペーパーなどの生産拠点がある。 5位は南京を抱える江蘇省。174万トンのシェア9%。6位は上海と同様に特別市の天津で131万トン、7%。7位は廈門や福州を抱える福建省で129万トン、7%。この5省と特別市2市で中国の輸入全体の97%を占めている。

上位8港が100万トン以上

次いで港別にみると、輸入上位10港は深セン、黄埔浦、青島、上海、杭州、南京、天津、寧波、廈門、福州。このうち上位8港までが100万トン以上の輸入量だ。これをさらに品種別にみるとまた違う側面も。段ボールでは深セン、黄埔がトップを競う。ナインドラゴンやリー&マンの本社・東莞工場があるため。新聞は青島がトップ。洋紙大手のチェンミンやフワタイの本社工場が山東省にある。雑誌はトップが杭州。浙江省には寧波中華紙業など白板紙大手の生産拠点がある。

中国の港別古紙輸入量

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