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古紙ジャーナル バックナンバー

【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ

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2008年2月11日 774号

全国の地方自治体を対象とした集団回収・分別収集の調査で今回は千葉県36市のデータがまとまった。千葉県の36市で人口573万人、235万世帯。総回収量は25万7,000トンに上り、集団回収と分別収集の割合は50:50で拮抗しており、1世帯あたりの回収量は110キロになることがわかった。

分別収集が定着しており、集団回収と分別収集を組み合わせた変則的な回収方法も見られる。また首都圏では最も家庭ごみの有料化が進む。自治体の財政難の中、古紙価格の高騰を睨み、回収経費の削減や効率化を模索する動きが活発化している。

多様化拡がり変則的な回収方法も

古紙市況の好調もあって、回収方法の多様化が拡がるが、千葉県では集団回収と分別収集の特徴を組み合わせた変則的な回収方式も見られる。柏市、野田市、我孫子市と茂原市の分別収集で、回収量に応じて団体へ助成金を支払う方式や、船橋市の集団回収で業者の回収経費の赤字分を補填するような方式だ。

これらの方式も含めて分類すると集団回収が28市で実施、分別収集が34市で実施していることになる。分別収集が定着しているのは、従来の古紙価格の下落時における集団回収を補完する目的から、今では売払金によって歳入増が見込めることや、ごみの減量化につながることも大きな理由となっている。

36市の総回収量25万7,000トンのうち、集団回収と分別収集はそれぞれ12万8,000トンと回収量の割合は拮抗している。各市において2万トン以上を集めるのは千葉市、船橋市、松戸市、柏市の4市で、1万トン以上2万トン未満を集めるのは市川市、市原市、流山市の3市であった。この7市だけで総回収量の55%を占める。

各市で業者助成金の減額相次ぐ

各市の状況をみていく。最大の人口91万人を抱える千葉市は、平成18年10月から分別収集を始めたばかり。下半期のみであった初年度の分別収集で3,153トンを集め、集団回収と合わせると2万7,600トンとなった。分別収集による回収量は全体の1割程度にしか満たない。

ところが19年度は1万トンに達すると見られ、全体では3万トンを超える見通しだ。また集団回収への業者助成金は毎年見直しを行っており、今年度から品目によって0.3円~0.8円の下げ幅で減額している。回収方法を多様化させる中で、回収経費は効率化させていく流れだ。

船橋市では、変則的な集団回収を行う。団体に対して重量あたりの助成金を支払うが、回収を行う「船橋市有価物回収協同組合」には、古紙の売却益から回収経費を差し引いた額が一定より下回った場合、市から助成される。つまり回収経費が見合わなくなれば、行政が組合に補填するという仕組みだ。

この背景には、過去に市が分別収集の導入に動いたが、市民から反発を受けたため、集団回収の団体への助成金制度を活かしつつ、業者側の赤字分を補填する仕組みを考案したという経緯がある。一見すると、価格変動にうまく対応できる仕組みのようだが、行政の予算というのは消化されなければ減額されていくため、急激な価格の変化に耐えうるかは未知数だ。今年度は11月から助成がなく、組合は価格が急転したときの対策に腐心する。

回収量、松戸市がトップ

松戸市は、36市のうち人口規模では3番目だが、最大の回収量を集める。2万8,000トンを回収し、1世帯あたりでは141キロに上る。7割の2万トンが集団回収によるもので、団体と業者への助成金はそれぞれキロあたり2円となっている。

千葉県の古紙回収

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