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古紙ジャーナル バックナンバー

【新潟県の古紙回収】
分別収集と家庭ごみ有料化のセット導入拡がる
【富山県の古紙回収】
集団回収で7割、紙製容器の資源化も全市で

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2008年5月19日 787号

全国の都市部を対象にした集団回収と分別収集の調査で、今回から中部地方を取り上げる(東京都と関東地方の特集は後日掲載)。まずは新潟県と富山県のデータがまとまった。新潟県20市の人口230万人から9万8,000トンを集めるのに対して、富山県10市の101人で4万4,000トンを回収。

集団回収と分別収集の割合では、新潟が36:64、富山が70:30と対照的だが、1人当たりの回収量はともに43キロであった。両県とも家庭ごみ有料化が進んでおり、新潟は分別収集と併せた導入が顕著で、富山では全市で紙製容器の分別収集を行っているのが特徴的だ。

新潟では分別収集と有料化拡がる

総回収量のうち、6割超を分別収集で集める新潟県では、加茂市を除く19市で分別収集を実施する。とはいえ人口割合で見ると、分別収集の実施地域は5割程度とも言われる。最大人口を抱え新潟市では、市町村合併の経過から分別収集は一部の地域に限られ、回収量も全体3万2,000トンのうち、わずか2割にとどまる。

家庭ごみの有料化の導入についても地域間でばらつきが見られた。そのため、今6月から全地域で家庭ごみの有料化と分別収集を実施することで統一化する。今後は、分別収集の回収量がますます伸びると予想され、他市でもこうした有料化と分別収集を併せ、全市域に拡げて実施する傾向が顕著になっている。

家庭ごみの有料化は20市のうち15市で導入しており、残る5市も検討中のため、いずれ全市で実施される日も近い。特に導入が困難とされる大都市の新潟市や人口10万人以上の全市で導入していることが特筆すべきである。ただ柏崎市のように新潟県中越沖地震の影響で、導入を見送っているケースもある。指定袋の単価は、45Lの大きさで45円から50円の範囲に集中しており、魚沼市は一定量を超えた場合のみ有料になる超過有料制を採用している。

最も回収率が高かったのが上越市。回収量では1万4,000トン弱だが、1世帯あたりの回収量は181キロ。回収は2本立てで行い、家庭ごみの有料化を今4月から始めたばかり。さらなる回収増が見込まれる。また清掃工場へ事業者から紙ごみの搬入を禁止しており、事業系一般廃棄物の減量化・資源化も推し進めている。同様に清掃工場への紙ごみの搬入規制を敷くのは、新潟市や長岡市など、新潟では半数にのぼっている。

分別収集が定着する新潟で、集めた古紙の売却方法について尋ねてみると、入札が九市(新潟市・長岡市・柏崎市・佐渡市・南魚沼市・見附市・魚沼市・村上市)で、随意契約が10市(残りの市)であることが分かった。公平性の観点から入札方式が主流になりつつあると踏んでいたが、市内のヤード拠点数や収容能力といった事情から、必ずしも入札制に移行できないところも多い。

富山、全10市で紙製容器を回収

かわって富山。集団回収で総回収量の7割を占めており、新潟と対照をなす。全10市で団体への助成金を設けており、キロ3円から4円が相場。業者助成も6市と比較的多いが、富山市や射水市などで助成金縮小の動きも見られる。

分別収集では、全ての市で容リ法に基づく「紙製容器包装」を集めているのが大きな特徴だ。分別収集で他の品目を集めるのは四市に限られる。つまり、紙製容器だけの分別収集を行うのが6市もあるということだ。容リ法では、表示マークのついた紙製容器を製紙原料に利用して、利用できないものに限って固形燃料化できるシステムだが、富山市のように当初から製紙原料に利用可能なものだけを集めるところもある。

新潟県と富山県の古紙回収

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