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古紙ジャーナル バックナンバー

【王子製紙・苫小牧工場】
2011年に2基目の新エネルギーボイラー
2基合計のRPF使用量は26万5千トン
古紙使用量は年間77万3千トン

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2008年7月14日 795号

苫小牧工場の入口にISO14001取得工場と表記

今年は製紙メーカーのバイオマス等の廃棄物系燃料ボイラーが一斉に稼動を始める。年内に11基が稼動を予定しており、日本製紙グループが七基、王子グループが2基、いわき大王製紙が1基、高砂製紙が1基。来年以降も数社が稼動を予定。

そんな折、2004年から新エネルギーボイラーが稼動している王子製紙・苫小牧工場を見学させてもらった。同工場では2011年に2基目の新エネルギーボイラーが稼動を始め、RPFの使用量は2基合計で26万5,000トンになる。

1990年頃から廃棄物系燃料を使用

王子製紙は、1990年頃という早い時期から廃棄物系燃料の使用を始めた。きっかけとなったのは、苫小牧工場が札幌市の製造した固形燃料を使い始めたことによる。その後、様々な廃棄物系燃料に対応するため、専用ボイラー(循環流動層ボイラー)の導入を始め、2004年に苫小牧と大分、05年に米子、06年に日南と芝川、07年に春日井、08年に富岡と日光、2011年に苫小牧に2基目のRPFを主とする廃棄物系燃料ボイラー(王子製紙ではこれらのボイラーを新エネルギーボイラーと称している)が稼動を始める。

今年稼動を始める富岡工場の発生蒸気量300トン/時のボイラーは、王子グループで最大規模のものとなる。現時点で最大のボイラーは、04年に稼動した苫小牧工場のボイラーで、発生蒸気量は260トン/時。

循環流動層を形成

苫小牧工場の新エネルギーボイラーは、04年5月に稼動を始め、年間で19万9,000トンの廃棄物系燃料を使用している。燃料の内訳は、RPFがメイン燃料で14万5,000トン、PS(ペーパースラッジ)が3万6,000トン、廃タイヤが1万1,000トン、木屑が7,000トン。

ボイラーの構造は、ボイラー下部から送られる燃焼空気によって細かい粒子が吹き上がり、火炉を出た後サイクロンで捕集されて再び火炉に戻される、循環流動層を形成している。燃焼が火炉全体で行われて粒子循環が長くなり、高い熱伝導が得られる。

上部から吊るような設計

蒸気発生量は毎時260トン、蒸気圧力12.3MPa、温度は569℃で、廃棄物系燃料使用ボイラーとしては世界最高クラス。高温による膨張や圧縮などの変形が起こりやすいので、ボイラー全体を上部から吊るような設計になっている。排出ガスは、高温連続燃焼(900℃)によって十分な滞留時間を経てから、サイクロン→蒸発器→過熱器→バグフィルターを経由して排出されるので、ダイオキシン類はほとんど含まない。腐食防止のため、RPFの塩素分は制限値を設けており、受け入れ制限値は0.3%以下になっている。

RPFのストック能力は2万トン

苫小牧工場のRPFのストック能力は2万トンで、約1.7ヵ月分ということだった。北海道のRPFの生産量は限られているので、古紙と同じように関東からの購入が多い。RPFの検査方法は、1日に数回、バケツ1杯分のサンプルを測定器に入れて成分を測定する。

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