トップページ > 古紙ジャーナル バックナンバー >

古紙ジャーナル バックナンバー

【中国の古紙輸入】
10月は減るどころか28%の大幅増(前年同月比)に
納期の関係で影響が出るのは11月か
ペットボトルも減らず、暴落は便乗下げ?

カテゴリーカテゴリー:古紙ジャーナル バックナンバー

2008年12月8日 815号

輸出価格の暴落で、大幅に減少するかと思われた10月の日本の古紙輸出並びに中国の古紙輸入だが、通関実績によると日本の輸出は減った(3面に掲載)ものの、中国の輸入は二桁成長(前年同月比)していることが判明した。欧米の場合、船便なので納期に時間がかかる(20日から1ヵ月)。9月段階ですでに成約し、船積みしていた欧米の古紙が中国の港に順調に到着していたのが原因だろう。10月の買い控えやキャンセルの状況からみて、通関実績にはっきりと影響が現れるのは11月か。仮に11月も中国の古紙輸入が余り減っていない(その可能性もある)ようだと、あの大暴落は何だったのかということになりそうだ。

ペットボトル、中国の10月輸入は減らず

古紙と同様に廃プラやペットボトルの輸出価格も暴落したが、10月の中国のペットボトルの輸入量をみると前月比わずか5%減の10万1,000トン。1ー10月累計で91万トンである。ペットボトルは日本からの輸入が多く(国別ではトップ)、輸入量は前月比横ばいの2万2,000トンだった。 このようにペットボトルの輸入が余り減っていないということは、単に納期の長短の問題ではないかもしれない。ペッボトルから類推して11月も中国の古紙輸入が余り減らない可能性が充分にあるわけだ。

古紙輸入、28%の大幅増

中国の1ー10月累計の古紙輸入量は2,029万トン。前年同期比7.4%増である。数量では139万トン増だ(ちなみに昨年間は542万トン増だった)。2003年以来続いていた二桁成長の記録は今年でさすがに途絶えそうだが、高水準の輸入は続いている。11月以降の落ち込みが予測しにくいが、年間では2,400万トン前後か。

今回、注目されたのは10月の輸入量。大幅に減っているかとみられたが、10月は198万トン、前年前月比28.2%と逆に大幅増だった。これは前述したように欧米からは納期がかかる。9月段階で成約し、船積みしていた古紙が中国に順調に入ったためだろう。従って中国側からの買い控えやキャンセルが続出した10月の影響が数量面に出るのは11月の通関実績になるとみたい。

暴落は過剰反応?

でないとあの大騒ぎは何だったのか、ということになる。中国の製紙大手が買い控えを強めただけで、過度に欧米や日本が反応し、振り回された側面が強いとしたら、過剰反応だったといえるだろう。ともあれ11月の輸入は2、3割は減っているとみたいが、前述したようにペットボトルをみていると横ばいであっても不思議でない。ちなみに昨11月の中国輸入は194万トン。2、3割減なら145万トン前後になるけれど。

※当WEBサイトに掲載している記事・データは本紙掲載記事の一部です。本紙面には詳しい概要も掲載しています。見本紙をご希望の方には1ヵ月間無料でお送りしておりますので、お気軽にご連絡下さい。

こんな記事も読まれています

どうぞお気軽にお問合せください

(有) 古紙ジャーナル社

TEL:0742-72-1798 FAX:0742-90-1461

メールアドレス:info[at]kosijnl.co.jp ([at]を@に変えてお送りください。)

  • TEL:0742-72-1798
  • FAX:0742-72-1810 印刷用PDFを開く

古紙問屋、製紙メーカー、商社、団体等の古紙関連のニュース、自治体、輸出実績、輸出価格、国内価格、海外事情、その他リサイクルのニュースを週刊でお届けします。
>>詳しくはこちら

  • 購読のお申込み
Top