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古紙ジャーナル バックナンバー

【GSペーパー&パッケージング】
東南アジア地域の王子グループの基幹工場
段原紙(年産30万t)から加工まで一貫生産を行う

王子ホールディングス(本社・東京都中央区、進藤清貴代表取締役社長)の東南アジア・インド地域における投資が加速している。2010年に王子ペーパーアジアを設立し、現在はパッケージング事業19拠点、資源ビジネス(植林・木材加工)10拠点の計29拠点を展開。昨秋、中部製紙原料商工組合のマレーシア視察に同行し、東南アジアの基幹工場となっているマレーシアのGSペーパー&パッケージングを見学させてもらった。同工場は年間30万トンの段ボール原紙を生産し、原紙から加工までの一貫生産が強みとなっている。またフランチャイズの古紙ヤードをマレーシア国内に31ヵ所保有。古紙ヤードのレポートは次号でマレーシアの古紙事情と共に報告したい。

加速する王子ペーパーアジアの事業展開

東南アジア・インド地域の事業展開を統括しているのが王子ペーパーアジア。王子ホールディングスの100%子会社で、2010年9月に設立した。資本金は約100億円。現在、パッケージング事業19拠点、資源ビジネス(植林・木材加工)10拠点の計29拠点を展開しており、段ボール原紙、段ボール、紙器、植林、木材加工などを手掛けている。パッケージング事業の現在の展開国は、マレーシア、カンボジア、ベトナム、タイで、2014年7月にはインドで段ボール工場が、2015年にはミャンマーで段ボール工場が稼働を始める予定。なお段ボール原紙の生産拠点はマレーシアの2工場(GSペーパー&パッケージングとTRIOペーパー)となっている。

王子ペーパーアジアが掲げている東南アジア・インド地域におけるパッケージング事業のシェア目標は、カンボジア50%(段ボール)、マレーシア30%(段ボール)、タイ15%(紙器)、ベトナム10%(段ボール)、その他の地域(インド・ミャンマー・インドネシア他)10%。こうした需要の伸びに対応すべく、既進出国におけるシェアアップならびに未進出国への事業展開を行い、将来的には原紙マシンの設置も視野に入れて素材から加工までの一体型ビジネスを推進し、事業の拡大を図っていく。

マレーシアにおける事業展開は、2010年4月にGSペーパー&パッケージングを買収、2011年2月には段ボールメーカーのユナイテッド・コタックを買収、2011年8月に段ボール原紙、段ボール及びプラスチック包装の大手メーカーであるハルタパッケージンググループを買収した。これによってマレーシアにおける段ボール原紙及び段ボールの市場シェアはそれぞれ約3割となった。

2010年に王子グループがGSペーパー&パッケージングを買収

GSペーパー&パッケージングは1992年に創業したマレーシアにおける段ボール原紙の最大の生産工場で、段ボール箱の加工工場の設備も充実しており、原紙生産から段ボール箱の加工まで一貫生産を行えるのが強み。2010年4月に王子グループが買収し、同年7月に丸紅が資本参加した。現在の出資比率は王子75%、丸紅25%となっている。マレーシアの国際空港から程近いクアラ・ランガットに立地し、工場区画の敷地総面積は約80万平方メートル。従業員は約1,200名で、マレーシア人の他に外国人労働者も多数いる。また、同社の敷地内には王子ペーパーアジアの事務所があり、日本人スタッフが15名ほど常駐している。

段原紙を年間30万トン生産

GSペーパー&パッケージングは段ボール原紙を年間約30万トン生産している。主要アイテムとしてはKライナーとジュートライナー、中芯原紙、及び少量の白ライナーである。マシンは1号機と2号機の2台で、1号機はボイス社製の抄幅4,300ミリ、抄速は毎分700メートルで年産能力が24万トン。二号機は小林製作所の抄幅3,300ミリ、年産6万トンのマシンとなっている。

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