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古紙ジャーナル バックナンバー

【古紙回収量】
紙・板紙の出荷減に対して回収減は緩やか
2月(過去最高の輸出量)の輸出比率は27.4%へ上昇

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2009年4月27日 834号

昨秋の古紙の国際価格暴落から半年が経過した。この間の各種データを見ると、紙・板紙の生産・出荷の落ち込みが激しいのに比べ、古紙回収量の減少幅は比較的緩やかだ。国内の消費量が回復せず、購入カット分や問屋在庫分が輸出に振り向けられており、2月は輸出比率が大幅に上昇している。逆内外格差による価格体系の中、仕入れ価格でバランスを取りながら、回収量を確保しているようだ。

国内消費は大幅に減少

昨年10月以降、国内製紙は大幅な生産調整を実施し、それによって国内の紙・板紙消費量も著しく下振れした。製紙連合会によると、2月の国内消費は前年同月比で80.8%まで減少し、5ヵ月連続の前年割れを更新するとともに、過去最大の落ち込みを示した。ちなみに国内消費とは、紙・板紙の国内出荷量に輸入量を加え、輸出量を差し引いた数値である。

回収率は82.4%に

一方で、古紙再生促進センターが発表した2月の古紙回収量は167万トンの前年同月比で94.3%にとどまった。1ー2月累計で、紙・板紙の出荷が二割減っているのに対し、古紙の回収量は一割減である。2つのデータで、昨10月以降の前年同月比の推移を追っても、11月は並んだが、紙・板紙の国内消費の落ち込みに比べ、古紙回収量の減少幅が小さく緩やかだ。そのため、回収率が伸び、2月には単月で過去最高となる82.4%に達した。つまり、回収量は減っているが、それ以上に、分母となる紙・板紙の国内消費の落ち込みが大きいといえる。

こうした現象は、日本だけに限らない。古紙が余ればごみ化するといわれるアメリカでも、製紙森林協会(AF&PA)によれば、昨年の古紙回収率は57.4%で、前年より1.4ポイント上がった。またイギリスでも、紙リサイクル協会(CPI)が発表した回収率で、07年の61%から08年に67%まで伸びている。各国で紙・板紙の生産の落ち込みが共通するが、古紙の回収量がさほど落ち込まず、回収率が伸びたのは、中国の需要に大きく依存していることに他ならない。

2月の輸出比率が上昇

本紙の予想では、今年は回収量の減少幅が一割減にとどまり、輸出量が400万トンに達するという見通し。1ー2月実績から、にわかにその気配が出てきた。05年以降、年間の輸出比率は16%から17%程度。月間で見るとバラツキはあるが、これまで20%を超えたことはなかった。今2月に輸出量が過去最高の45万7,000トンを記録するとともに、輸出比率が27.3%に達した。年間を通しても、今年は輸出量が400万トンを超え、輸出比率も20%にとどくと見たい。

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