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古紙ジャーナル バックナンバー

【丸清】古紙から鉄、廃プラへと展開し3拠点を運営
アジア各地に販売網を確立、商社機能が強みに
廃プラの中国向け輸出は回復基調

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2009年5月18日 836号

遠賀事業所(本社工場)。古紙だけでなく様々な資源物を扱う。

丸清株式会社(本社・福岡県北九州市)を訪問、多田野竹幸代表取締役に3工場を案内してもらった。創業から30周年を迎え、古紙から総合リサイクルへと展開してきた丸清は、鉄・非鉄と廃プラスチックの専用ヤードを開設。

様々な廃棄物を取り扱うだけでなく、輸出ライセンスを取得し、現地メーカーへの輸出網を確立してきた。商社的な役割も果たし、国際価格の動きに対応した仕入れや国内外の安定した販売ルートが強みとなっている。

遠賀事業所が起点、扱い増え専用ヤードの開設へ

福岡市内から北東へ約30キロ、北九州市にほど近い遠賀(おんが)町に、丸清の統括本部である遠賀事業所がある。今年、創業から30周年を迎えた同社は、先代が丸総商店(広島県福山市)で商売のノウハウを叩き込まれたことから始まった。古紙から出発した遠賀事業所には、今では様々な資源物が持ち込まれる。

当初から、古紙だけでなく多品種を手がける構想はあった。2代目である多田野竹幸氏に代替わりし、メタル専用ヤードの芦屋工場と廃プラ専用ヤードの響工場をオープン。現在、 3カ所のヤードを運営し、総合リサイクルの道を歩んできた。古紙問屋が多品種を扱い始めるケースは多いが、同社のように、古紙を起点に鉄・非鉄や廃プラへと拡げるケースは珍しい。

「古紙の口銭(利ざや)を知っていれば、鉄やプラはやりやすい」と多田野社長。古紙は再生資源の中でも薄利であるからだ。もともと遠賀事業所(本社工場)は、約2,400坪の広大な敷地。ここで鉄・非鉄や廃プラも扱ってきたが、扱い量が増えて手狭になったため、専門に扱うヤードを開設。営業を強化して、さらに扱い量を伸ばすという戦略である。ただ、鉄やプラは国際価格に連動して乱高下するというリスクも伴う。そのため同社は、古紙・鉄・廃プラの輸出ライセンスを取得。海外メーカーと直接取引し、安定した輸出を行ってきた。

古紙の扱い量3,000~4,000トン、OCCのみを輸出

古紙を扱うのが遠賀事業所。入口のすぐ右側に古紙のプレス機を据える工場がある。東京自働機械製作所製の百馬力と八十馬力のベーラーを2台備え、選別機も1台設置。月間の扱い量は3,000から4,000トンで、裾物のみ扱う。

このうち自社回収は1,500トン程。代納による仲間買いもある。新聞の約6割、段ボールの約7割が自社回収によるものだ。売り先は、国内向けが1,000トンから2,000トンで、輸出はOCCだけに限定している。輸出先は中国、タイの製紙メーカーへ独自に輸出する。

また同事業所では、古布、ビン、缶、発泡スチロール、PETや廃プラの一部など、様々な資源物を扱う。缶については、選別・圧縮設備を備え、発泡スチロールも専用のプレス機が整っている。隣接する土地を買収し、増床を重ねて現在の規模となった。「コの字型の配置に変えたい」と多田野社長は話すが、古紙の置き場を中心に、他の資源置き場が奥へ奥へと拡がるレイアウトからも、発祥である古紙から総合リサイクル業へと展開してきた軌跡が窺える。

専ら物である古紙から様々な資源物を手がけるにあたって、周辺エリアの産業廃棄物の収集運搬許可と中間処理業許可を取得。北九州市においては一般廃棄物の収集運搬許可も取得している。ISOも遠賀事業所で既に登録済み、全事業所でも申請に動いている。

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