トップページ > 古紙ジャーナル バックナンバー >

古紙ジャーナル バックナンバー

【中国の紙・板紙生産量】
成長ペース鈍化するも世界一の生産国へ
古紙消費は二桁の伸び、3月輸入が過去最多

カテゴリーカテゴリー:古紙ジャーナル バックナンバー

2009年5月25日 837号

日本紙類輸出入組合によると、昨年の中国の紙・板紙生産量は7,980万トンに上り、世界一の生産国となった。沿岸部地域や生産量上位30社における生産量の推移は増加傾向が続くものの、大手板紙メーカーの設備稼働率は7~8割ほどにとどまった。

また古紙の消費量は530万トン増え、5,550万トンに達した。今年に入って、3月の輸入量が240万トンの過去最多を記録している。日本からは輸出依存を強めており、今後の生産動向が注目される。

生産より消費伸びる

昨年の中国の紙・板紙生産量は、7,980万トンに上り、対前年比で8.6%の増加となった。中国造紙協会が発表した約3,500社の合計値による。一方、米国が対前年比で4.3%減少し、生産量は7,960万トンであったので、僅差で中国が追い抜き、世界一の生産国となった。ただ、6年連続で二桁成長率で伸びてきたのが、昨年は一桁台にとどまり、成長ペースはややスローダウンした形だ。主に生産量の伸びを支えるのは、外装ライナーや中芯原紙といった品種である。

また紙・板紙の消費量が7,935万トンで対前年比8.9%の増加。これまで消費量より生産量の伸び率が大きく、昨年は需給ギャップが拡大すると見られた。ところが、生産の伸びが鈍化したことで、消費の伸びが上回り、需給ギャップは縮まる結果となった。紙・板紙の輸出量は激減し、07年比ではマイナスに転じており、世界的な需要減による輸出圧力の弱まりも、生産量の鈍化に影響したと見られる。

設備能力では、今なお米国が中国を上回るものの、今年、米国で設備廃棄が進み、中国でさらに増設が実施されれば、生産能力でも中国が世界トップに立つことになる。

日本品の輸入量が増大

古紙消費量は、5,548万トンで、対前年比10.5%増、量にして528万トンの増加であった。国内回収が3,128万トン、輸入が2,421万トンで、その割合は56:44と国内回収が上回る。ただ、昨10月に価格が暴落して以来、中国メーカーは国内古紙の買付けを減らし、輸入量を増やした。そのため回収業者が離散するなどして国内回収は減り、需給調整が働いたと見られる(3面参照)。昨年の回収率は39.4%であったが、今年は価格次第でこれを下回るだろう。

日本からは3月で51万7,000トンと過去最高の輸出量を記録した。中国の輸入量も、3月に240万トンと単月では過去最高量となった。内訳は米国が92万2,000トン(前年同月比7.6%減)、日本が43万5,000トン(同60.8%増)、英国が27万9,000トン(同2.0%減)。日本の増加が顕著であるのは、国内で消費できず古紙が余っていることが主因。価格が昨年の半値以下にまで下がったことも後押しした。

※当WEBサイトに掲載している記事・データは本紙掲載記事の一部です。本紙面には詳しい概要も掲載しています。見本紙をご希望の方には1ヵ月間無料でお送りしておりますので、お気軽にご連絡下さい。

こんな記事も読まれています

どうぞお気軽にお問合せください

(有) 古紙ジャーナル社

TEL:0742-72-1798 FAX:0742-90-1461

メールアドレス:info[at]kosijnl.co.jp ([at]を@に変えてお送りください。)

  • TEL:0742-72-1798
  • FAX:0742-72-1810 印刷用PDFを開く

古紙問屋、製紙メーカー、商社、団体等の古紙関連のニュース、自治体、輸出実績、輸出価格、国内価格、海外事情、その他リサイクルのニュースを週刊でお届けします。
>>詳しくはこちら

  • 購読のお申込み
Top