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【中国の古紙輸入】輸入量の記録は途切れるが勢い戻る
夏場にかけてさらに価格上昇の兆し

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2009年7月27日 846号

既報のように中国の5月の古紙輸入量は243万8,000トンで、3ヵ月連続の記録更新にはならなかった。とはいえ、1ー5月の累計は1,112万トンで、前年同期の1,040四十万トンに比べて71万8,000トンの増加となり、前年比106.9%になった。このうち最も輸入量を伸ばしたのが日本で、量にして68万トン増、前年比157.6%の大幅増となっている。中国の増加分はそっくり日本からの輸入の増加分となった。

これだけ輸入量が増えた理由は?

経済が停滞しているにもかかわらず、中国の古紙輸入量がこれほど増加したのには理由がある。暴落したことによって中国国内の古紙価格よりも輸入古紙が安くなり、大手及び中堅の製紙メーカーが、輸入品にシフトしたから。中国の製紙メーカーとすれば、①価格が安い、②品質が良い、③大量に発注できるという良いことずくめの輸入古紙にシフトするのは当然だろう。

中国の古紙輸入先を米国・日本・欧州・その他に分けると、1ー5月の古紙輸入量は、米国が最も多くて426万トン(38%)、欧州が383万トン(34%)、日本が187万トン(17%)、その他が117万トン(11%)となっている。1ー5月の傾向は、1月の底値の時は欧州の輸入量が増えた。米国と日本がやや売りを控えたこと、春節で休みに入ったこともあり、全体の輸入量は伸びず、151万トンに留まった。2月はやや市況が回復したこともあって、米国と日本が量を伸ばし、欧州は逆に減った。3月と4月は、中国の古紙輸入の最多量を更新するなど、記録づくめ。これだけ大幅に輸入量が増えたのは、①価格が安い、②発生期を迎えた日米欧の問屋が在庫を整理した、③中国メーカーの在庫調整が進んだ、④中国以外の国の製紙メーカーは減産強化ー等の理由による。つまり、中国需要が世界中の古紙を飲み込んだ格好。

日本は前年比5割増しに

前述の今1ー5月の輸入量を年間ベースにすると、米国が1,021万トン(前年比101%)、日本が448万トン(同151%)、欧州が918万トン(同113%)、その他が280万トン(同95%)となっている。米国は例年並で欧州は1割増しだが、日本だけが昨年と比べて5割増しになっている。

中国の古紙輸入

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