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古紙ジャーナル バックナンバー

【APPグループ】アジア最大の年間1,500万トンを生産
中国でパルプ・製紙の一貫戦略を加速

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2009年12月21日 866号

APPグループ(本社シンガポール、テグー・ガンダ・ウィジャヤ会長)は、年間1,500万トンの紙・パルプを生産するアジア最大、世界第3位の製紙メーカーに成長。アジアでは唯一の1,000万トン級メーカーである。

主にパルプものの洋紙・家庭紙の一貫生産が特色で、古紙は一部の板紙向けに限って使用している。これまで本紙でも何度か同社の概要を紹介してきたが、改めてAPPグループの中国、インドネシアの生産拠点を取り上げたい。

多角経営で製紙分野へ

APPグループは、年間1,500万トンの紙・パルプを生産し、売上高は100億ドル。紙パルプの生産量はアジア最大で、世界でもインターナショナルペーパー(米国)、ストラエンソ(フィンランド)に次ぐ第3位。ちなみに、世界の1,000万トンメーカーは、これにUPM(フィンランド)を加えた4社のみ。

APPグループは本社をシンガポールにおき、インドネシアと中国でそれぞれ約750万トンを生産。複数の企業群を有し、インドネシアに8工場、中国に8工場の生産体制をもつ。6大陸60ヵ国以上に製品を販売し、日本にもAPPジャパン(本社・東京都千代田区、川崎三基夫代表取締役社長)として、全国3カ所(他に大阪、福岡)の拠点でAPPグループの紙、紙製品を販売している。

APPグループによる紙パルプ生産は、もともとシナルマスグループの事業の1つ。シナルマスは、インドネシアの財閥で40年前に食用油の販売業から出発し、多角化経営の多国籍企業に発展した。この成長を支えたのが、4つの中核事業で、①紙パルプ、②金融サービス、③農業関連産業・食品及び消費物資、④不動産及び土地・宅地開発。紙パルプの生産を始めたのは76年から。2000年代前半には、原料調達難や植林問題、資金繰り悪化も指摘されていた。

中国には外資で初参入

APPグループが中国市場へ参入したのが92年。外資としても初であった。これまで20社以上の製紙企業に投資し、独資または合弁によって運営している。中国ではAPP金光集団と称し、8社の大型工場で紙パルプを生産し、年間生産量は約750万トン。その8社とは、①金東紙業(江蘇)、②寧波中華紙業(浙江)、③金華盛紙業(蘇州)、④金紅葉紙業(蘇州)、⑤亜龍紙製品(江蘇)、⑥鎮江大東紙業(江蘇)、⑦広西金桂紙業(広西)、⑧海南金海紙業(海南)。①~⑥が紙、板紙や家庭紙の生産拠点、⑦、⑧がパルプ生産主体の工場である。なお、APPグループは、パルプものの洋紙や家庭紙を一貫して生産。印刷用紙や家庭紙には古紙を配合せず、DIP設備も保有しない。ただ、②寧波中華紙業だけは、白板紙に古紙を使用している。

APPグループの生産量推移

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