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【中国の紙・板紙生産量】紙・板紙生産8.3%増、古紙消費は11.3%増
経済危機から脱出、2011年に生産量1億トンが視野に

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2010年6月21日 890号

中国造紙協会が公表した「中国造紙工業2009年度報告」によると、昨年の中国の紙・板紙生産量は8,640万トンで、前年より8.3%増となった。一方、古紙消費量は生産量の伸び率を上回る11.3%増の6,174万トンとなった。08年に中国は米国を僅差で追い抜いて、世界一の生産国となったが、昨年はさらに米国と1,500トンもの差が拡がり、独走態勢となった。仮に今年以降も生産量の伸び率が8%以上で推移すれば、来年の2011年にも生産量は1億トンに達する見通しだ。

力強い回復みせた中国

2009年はリーマンショック後の世界的な経済危機に見舞われ、各国の製紙も苦境に直面した。日米の紙・板紙の生産量をみると、日本は前年より14.2%減、米国は10.2%減と1割以上前年を割った。中国も09年初頭は、需要が収縮し、製品在庫も積み上がるなど、危機的な状況が伝えられた。

しかし、新興国としての底堅い成長力とともに、政府による景気刺激策も相まって、結局、紙・板紙の生産量は8,640万トンの8.3%増となった。僅差であった世界第2位の米国とは1,500万トンもの差を引き離した。中国はいち早く経済危機から脱し、製紙業も力強い回復をみせたといえる。ただ、昨年5月以降の原燃料価格の上昇に加え、政府による新たな環境規制も導入されたため、製紙企業のコスト負担が増え、利益幅は縮まる傾向にあったようだ。

振り返ると、これまで中国の紙・板紙生産量の伸び率はGDP成長率に近いような形で推移してきた。GDP成長率は03年から07年まで二桁の成長率、紙・板紙の生産も02年から07年まで二桁の伸びだった。08年以降、ともに一桁台に落ちたものの、昨年のGDP成長率は雇用不安の点から最低ラインとされる8%を超える8.7%を達成。紙・板紙生産も8.3%増となったのである。今年のGDP成長率も政府は9.5%を目標に据える。紙・板紙の生産も8~10%近い伸び率をみせるのではないか。仮に、今年以降8%の伸び率で推移したとしても、今年は9,330万トン、11年は1億70万トンとなる。つまり来年にも1億トン台が視野に入ったわけだ。

古紙の回収率は横ばい

また中国の紙・板紙の消費量は8.0%増の8,519万トンで、生産が消費を上回った。13億3,500万人の人口でこの消費量を割ると、1人あたりの消費量は65キログラム。前年より4キログラムの増加となった。古紙の消費量は6,174万トンの11.3%増で、紙・板紙生産量の伸び率を上回った。そのうち、回収古紙が3,424万トン、輸入古紙が2,750万トンで比率では55:45である。伸び率では、回収古紙が9.5%増、輸入古紙が11.6%増と、量では国内回収古紙が多いが、伸び率は輸入古紙が上回った。

中国の紙・板紙生産量

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