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【中国の製紙原料輸入】今上半期、古紙・パルプとも前年割れ
一方チップは倍増し、原料調達に変化

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2010年8月9日 897号

中国の製紙原料輸入

中国の製紙原料は輸入に大きく依存してきたが、今年前半、紙・板紙の生産が二桁成長しているのにかかわらず、古紙やパルプの輸入が前年割れしてきた。古紙は国内回収が増え、パルプは国内生産が増えつつあるためとみられる。

これを裏付けるのがチップの大幅な輸入増。過去、日本の製紙産業はチップを海外から輸入(七割を輸入に依存)し、ほぼ海外のチップを独占的に購入してきた。しかし今後は、チップ輸入でも中国が日本の製紙の脅威になるかもしれない。

原料は輸入減だが、好調な紙・板紙生産

今年の上半期(1ー6月)の中国における古紙輸入量は1,255万トンで前年同期比9.3%のマイナスとなった。半期で、前年割れとなるのは2000年代に入って初めて。各月の輸入量でも1月、3月を除きマイナス。4月以降は3ヶ月連続で前年を割り、6月は減少幅が最大の26.7%減となった。

一方で、中国国家統計局が発表した1ー6月の紙・板紙生産量は、4,927万トンと、対前年比15.3%の大幅増となった。古紙の輸入が落ち込んだ6月だけをみても897万トンと前年比6.2%増である。国家統計局のデータが数%ほど水膨れしていることを考慮しても、古紙輸入量の落ち込みと、生産量が好調であるデータを見比べると腑に落ちない。

そこでパルプの輸入量をみてみると、やはり古紙と同じように前年割れしている。上半期、UKPは18.6%減、NBKPは25.8%減、LBKPは22.3%減といずれも前年を大きく下回った。量にして140万トンの減少である。古紙とパルプに共通していえるのは、ほぼ08年の水準に戻ったということだ。

チップは約100万トンの輸入増

こうした原料輸入の変調を商社筋に聞くと、「自国のパルプ、古紙の供給が増えている」との見方だ。

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