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【兼子】本社の第2ヤードを開設、小牧市にも新ヤード
内部統制を強化、廃プラ等の事業領域を拡大

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2010年11月22日 911号

本社第2ヤードは1万トンほどの在庫能力

上物古紙を中心に扱いを拡げ、全国にヤード展開をしてきた兼子(兼子卓三代表取締役社長、本社・静岡市清水区興津中町990)は、中央製紙跡を本社第2ヤードとして稼動させ、約2年半ぶりの新ヤードとなる小牧営業所も9月に開設。小牧営業所は、分社化したECO兼子による新ヤードで、グループとしては18番目のヤードとなった。同社はリーマンショック以降、内部統制の強化や組織体制の見直しにも注力してきた。また印刷工場などから発生する紙管や廃プラ等の本格的な取扱いも始め、事業領域をさらに拡大している。

中部の4営業所を分社化

兼子は、ここ数年で矢継ぎ早に全国各地でヤード展開を進めてきたが、平成20年4月の高松営業所の開設以降、ヤード新設の動きがなかった。この間、リーマンショックをはさみ、同社では顧客満足度の向上、経営判断のスピード化、内部統制の強化に注力してきたという。具体的には、①会社分割によるグループ化、②営業部門の強化、③ヤードの管理体制の見直しに取り組んできた。

①というのは、昨年7月に会社分割制度を活用し、友信紙業㈱に名古屋、名古屋港、岐阜の3営業所の事業を吸収分割により承継し、兼子の本体と切り離した。この会社分割には、資産の移転損益が発生しないという税法上のメリットから、適確化分割という手法を用いた。主に大企業が使う手法で、中小企業でこの手法により会社分割を行うのは珍しいそうだ。今年6月には社名を友信紙業からECO兼子と改め、9月に小牧営業所を開設している。

②営業部門では今年7月末に東京支社を設立し、関東地区の営業拠点にするなど、発生減の環境下で営業活動を強化している。③ヤード管理体制は、グループで18カ所あるヤードのうち、5カ所で営業所長を入れ替え、ヤードを管理運営できる人材を育成し、エリアマネージャー制も導入するなど、ヤード間の連携も図っている。

グループに製紙と物流も

兼子グループは、兼子の本体、ECO兼子、駿興製紙、徳三運輸の主に4社が核となり、原料調達から段原紙の生産、製品の物流までの一連の流れを担っている。駿興製紙は坪量70グラムからの軽量ライナーなどの段原紙を年間約4万トン生産。徳三運輸は5ヵ所の物流倉庫で1万坪超の保管面積を有し、来年には更に2ヵ所の物流倉庫を稼働する為、土地の取得を完了している。兼子グループで従業員数は440名に上り、平成20年の決算で税引前利益は過去最高の約30億円を達成した。

古紙問屋で製紙部門を抱えるところは数限られるが、同社も以前は駿興製紙の原料調達の窓口に過ぎなかった。もともと兼子商店の屋号でせんか紙などを扱う静岡の紙卸商として昭和23年に創業。そのせんか紙を生産する三ツ葉製紙が倒産したため、債権を買い取り、昭和35年から駿興製紙となって紙の生産にも着手する。時代の流れを見据え、生産品種もせんか紙から段原紙に切り替えた。

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