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【日本製紙・石巻工場】
臨海工場という立地から津波被害をもろに
N6号機の稼動で印刷用紙生産は国内2位

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2011年4月11日 930号

日本製紙・石巻工場の概要

日本の紙・板紙生産量は2008年のリーマンショックで20年前の水準にタイムスリップしていた。生産回復の足取りがスローなところに、東日本巨大地震が襲った。巨大地震は東北地区に基幹工場を抱える日本製紙Gや三菱製紙に大きな爪痕を残した。リーマンショックと巨大地震による津波の被害をもろに受けたのは、工場でいえば日本製紙・石巻工場であろう。現在、同工場は全停止しているが、早期の生産再開を目指して復旧中。芳賀義雄社長は3月26日に同工場を訪れ、「必ず再建する」という考えを示した。

上表のように石巻工場は従業員822名のうち、817名が無事だったが、死亡2名、安否未確認3名となっている。3月31日の同社の発表による。工場は全停止しており、現在は津波により工場構内に堆積した土砂、散乱した資材などの除去を進めている。最新鋭機のN6マシン(塗工紙、年産35万トン)をはじめとする各抄紙機の建屋1階は津波の浸水により電気設備などが被害を受けたが、各抄紙機本体は2階に設置されており無傷だったことが判明。

同様に地震・津波の被害を受けた岩沼工場も1名が安否未確認。岩沼工場も現在、全停止しているが、製品倉庫の整理が完了。当初見込みより被害が少なく、新聞用紙は8割以上の出荷が可能。今後はボイラーを再稼働させ、被害の少なかった一部抄紙機から早期に生産の再開を目指すとしている。なお勿来は一部稼動を始めており、従業員は全員無事だった。

石巻は印刷用紙の基幹工場

リーマンショックで紙・板紙生産は20年前の水準にタイムスリップした。このため1990年頃の工場ごとの生産量と2009年の生産量を見比べると、ほとんど差違がないのにびっくり。09年の生産は前年に比べても436万トンもの大幅減だったが、内訳は紙300万トン、板紙130万トン。紙の方がダメージが大きかった。今回の巨大地震による被害を受けたのも、丸三製紙を除けば日本製紙の石巻、岩沼、三菱製紙・八戸といずれも洋紙工場である。

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