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【国内建値】大手製紙が一斉に洋紙の値上げを表明
今秋の国内建値修正は段ボールから!?

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2011年7月25日 944号

段ボール古紙の国内建値と輸出価格推移

各大手製紙メーカーは、今夏もしくは今秋から印刷用紙、情報用紙、包装用紙、白板紙の10%~20%以上の値上げを表明している。各メーカーともに製品値上げの理由を原燃料価格の高騰分を転嫁させるためとしており、具体的には重油、石炭、木材チップ、古紙、薬品類等の価格高騰を要因として挙げている。製品価格の値上げに伴い古紙価格の建値修正が行われるのか注目されるところ。

大王が7月から値上げ

いち早く情報用紙(PPC用紙全品種)の値上げを表明したのは大王製紙で、5月中旬に7月1日出荷分からの20%以上の値上げを表明した。値上げの理由として重油・石炭・木材チップの価格高騰の他、震災による影響で新聞ページ数の減少とチラシの減少により古紙発生量が減少し、今後の古紙の調達が困難になることや古紙価格の高騰が予想されることを理由に挙げている。

その後しばらく他社のアナウンスはなかったが、7月に入って日本製紙が9月1日から印刷・情報用紙の10%以上の値上げを表明。北越紀州製紙は9月21日から印刷・情報用紙と包装用紙を10%以上値上げ、王子製紙は10月1日から印刷・情報用紙、白板紙、包装用紙を10%以上値上げ、中越パルプ工業も10月1日から包装用紙の10%以上の値上げを表明している。

段ボールの建値アップとなれば約3年半ぶり

この製品値上げに伴い、古紙価格の建値修正が行われるかどうかが最大の焦点となっている。しかし、内外格差が4円以上開いてきた新聞よりも段ボールが先に建値修正が行われるのでは、という声が強くなってきた。今のところ板紙(白板紙)の値上げを表明しているのは王子製紙だけだが、①段ボール古紙は昨春の建値修正時に据え置かれた、②1ー5月の板紙はプラス成長、③消費が落ち込む洋紙に比べれば価格転嫁しやすいー等の理由による。段ボールの建値アップとなると、08年4月以来となり、約3年半ぶり。

一桁価格から上昇

2005年からの国内建値の動向を見てみよう。ちなみに05年の建値は段ボール9.5円、新聞10円、雑誌8~8.5円。今からわずか6年前だが、まだ一桁価格が当たり前だった時代。11月に輸出価格が上昇し、雑誌が3円ほどに内外格差が開いた影響で建値が0.5円上がった。06年は新聞が2回、段ボールと雑誌が1回ずつ、小刻みに建値修正が行われた。いずれも上げ幅は0.5円~1円の範囲で、輸出価格のドル価はまだ130ドル台だった。

輸出価格の急上昇で内外格差が拡大

07年と08年は輸出価格が天井知らずのような急上昇を見せた。07年は段ボールが3回、新聞が2回、雑誌が2回の建値アップがあったものの、輸出価格との差はどんどん開いていく一方。08年は新聞2回、雑誌2回、段ボール1回建値アップしたが、それでも国内建値と輸出価格の内外格差は6~7円に開き、国内メーカーは二段階、三段階のプレミアム対応を余儀なくされた。

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