トップページ > 古紙ジャーナル バックナンバー >

古紙ジャーナル バックナンバー

【製紙メーカー】洋紙設備の停止ラッシュ、大手2社で11機
静岡地区のDIP設備は日産940トン減

カテゴリーカテゴリー:古紙ジャーナル バックナンバー

2011年8月22日 947号

洋紙の停止設備の一覧

リーマン・ショックと東日本大震災の打撃を受け、洋紙設備の停止ラッシュが加速している。日本製紙グループは、洋紙事業の復興計画の中で大幅な洋紙マシンの稼動停止を明らかにした。洋紙生産能力の15%にあたる年産80万トンの削減で、これに伴いDIP(脱墨古紙パルプ)設備は富士工場と吉永工場の日産計620トンが停止する。

王子製紙の富士工場でも今年4月に日産320トンのDIP設備が停止しており、静岡地区では合わせて同940トンのDIP能力が減る。古紙消費量にして月間2万6,000トンほどに影響が生じるとみられ、洋紙向けの消費も08年以降、減少の一途を辿っている。

富士工場の鈴川と大昭和の吉永で洋紙生産を終了

8月上旬に日本製紙グループは大幅な洋紙設備の削減を発表。5工場で抄紙機8台と塗工機4台を停止する。古紙消費に影響する抄紙機の停止について、工場ごとに見ていきたい。富士工場は富士事業所と鈴川事業所の2カ所がある。富士で1台、鈴川で3台の抄紙機を停止し、富士には4台が残り、鈴川は加工事業のみを残す。鈴川の抄紙機は来年9月までに停止する予定だが、需要家との関係もあり、期限いっぱいまで稼動することになるもよう。

昭和製紙の第3工場として1933年(昭和8年)に創立した同事業所は大幅な設備削減に取り組むことになった。富士で残る4台は次のとおり。括弧内は日産能力でF1号機(17トン)、F2号機(56トン)、F11号機(139トン)、F12号機(252トン)の計464トン。マシン停止後、富士における洋紙の生産能力は年産18万トンほどになるとのこと。ちなみに昨年富士工場の生産量は45万7,000トンだった。

古紙調達への影響だが、鈴川はパルプ使用の洋紙生産が中心で、古紙の利用がなかった。7号機はクラフト紙の生産で主に古紙パルプを購入して使用していた。8号機と9号機は上質紙の生産がメインで古紙を使用していなかった。そのため鈴川の閉鎖による古紙調達への影響はほとんどない。

一方、富士は13号機の停止に伴ってDIP設備の一つが止まる。富士にはDIP設備が3機あり、計640トンの能力があった。停止する設備は日産190~200トンの能力がある。停止後は同440トンの能力となるが、他の2台のDIP設備の稼働率を上げていくという。昨年の富士の古紙消費量は20万4,000トンで、その内訳は、新聞が14万7,000トン(71.9%)、模造・色上が3万6,000トン(17.8%)、雑誌が2万1,000トン(10.3%)だった。

※当WEBサイトに掲載している記事・データは本紙掲載記事の一部です。本紙面には詳しい概要も掲載しています。見本紙をご希望の方には1ヵ月間無料でお送りしておりますので、お気軽にご連絡下さい。

こんな記事も読まれています

どうぞお気軽にお問合せください

(有) 古紙ジャーナル社

TEL:0742-72-1798 FAX:0742-90-1461

メールアドレス:info[at]kosijnl.co.jp ([at]を@に変えてお送りください。)

  • TEL:0742-72-1798
  • FAX:0742-72-1810 印刷用PDFを開く

古紙問屋、製紙メーカー、商社、団体等の古紙関連のニュース、自治体、輸出実績、輸出価格、国内価格、海外事情、その他リサイクルのニュースを週刊でお届けします。
>>詳しくはこちら

  • 購読のお申込み
Top