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古紙ジャーナル バックナンバー

【米国古紙】回収のピークは07年、消費のピークは99年
需給ギャップが年々拡大、世界最大の輸出国へ

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2011年10月17日 955号

先週号で米国の製紙の現状を報道したが、今回は古紙に関する様々なデータを踏まえて現状を分析したい。米国の古紙回収量のピークは日本と同じ2007年だが、米国の国内製紙メーカーが使用する古紙消費量のピークはなんと1999年。この点が日米における最大の違い。消費量が頭打ちながら回収量が増加し、米国の需給ギャップ(古紙回収量ー古紙消費量)は増加の一途を辿り、輸出比率は40%を超えてきた。品種別の古紙消費においても、米国は板紙向けの比率が高く、78%を占めている。日米の古紙需要や過去の輸出状況にも触れたい。

日本の古紙回収量、古紙消費量のピークは共に2007年で、回収量は約2,300万トン、消費量は約1,900万トンだった。近年は輸出比率が20%前後になり、需給ギャップが増加したとはいえ、回収量と消費量のピークが合致している。これは問屋側の古紙回収の促進・掘り起こしと製紙メーカー側の利用率の向上が同時期に進んだ結果と考えてもいいだろう。

米国の古紙回収量のピークは日本と同じ07年

では米国の古紙を取り巻く現状はどうか(二面に表を掲載)。米国の古紙回収量のピークは日本と同じ07年で、約4,900万トン。しかし品種によって回収量のピークが大きく異なっている。上物の回収のピークは2000年の680万トン。10年の回収量は580万トンだったので、ピーク時と比較して15%ほど減少している。新聞のピークは03年の950万トンで、10年は820万トンなのでこちらも14%減少した。雑誌(ミックス)のピークは07年の1,080万トン。10年は820万トンで25%減少している。

段ボールは昨年、過去最高の回収量

段ボールの回収量のピークは昨年で、2,400万トンを記録した。他の品種が軒並み減少している中で、段ボールの発生だけは底堅い。ちなみに段ボールの輸出も昨年、過去最高の740万トンだった。

古紙消費量のピークは1999年

では米国の古紙消費量に目を移していこう。これによって米国国内の製紙メーカーの古紙需要や傾向が分かる。古紙消費量のピークは今から12年前の1999年で3,500万トン。以降は現在まで減り続け、20%ほど減少して2,800万トンになった。これは少し大げさに言うと、米国製紙における古紙利用の限界を意味するのではないか。この理由や分析については後述する。

品種別では、段ボールの消費量がピークだったのは2000年の1,880万トン。10年の消費量は1,730万トンで、ピーク時と比較すると6%減となっているが、他の品種と比較すると、消費量においても段ボールは微減で留まっている。

上物古紙の消費ピークは94年

上物の消費量のピークは1994年まで遡る。この時の消費量が535万トンだったが、現在は340万トンで36%のダウン。新聞のピークは02年の640万トンだが、新聞の消費減は近年で最も激しく、10年は44%減少して360万トンになっている。これは新聞用紙の生産量が大きく落ち込み、それに伴って新聞古紙の消費量も落ち込んでいるからと考えられる。

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