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古紙ジャーナル バックナンバー

【紙向け古紙消費】
消費を牽引した紙向け、4年連続でマイナスへ
過去3年で100万トン減、今年も60万トン減か
今後は板紙向けが古紙消費の牽引役になる

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2011年12月5日 962号

紙・板紙生産の低迷から日本の古紙消費は今年もマイナス成長に陥っている。昨年は前年の大幅減の反動から回復をみせたものの、息切れしたのが原因。今1-9月の消費の伸び率は97.3%。この伸び率に昨年の消費量(1,741万トン)を掛けると、年間では1,694万トンとなり、今年は再び1,700万トンを割り込む見通しにある。ピークの07年の消費量1,945万トンに比べると251万トンもの減少だ。前号の「虎視」でも指摘したようにこれまで古紙消費を牽引してきたのが紙向け消費。これの後退が大きく影響している。紙向けは今年で4年連続でマイナス成長となる見通し。

表のように国内の古紙消費は07年まで順調に伸びてきた。ピークの07年は史上初めて1,900万トン台に乗せ、1,945万トンに達した。1,900万トン台の消費は翌年も続いたが、09年は前年秋のリーマンショックによる不況から一気に1,692万トンに急減。前年比223万トンの大幅減だった。内訳は紙向け81万トン、板紙向け142万トンの各減。

数量的には板紙向けの消費減が紙向けを大きく上回っているが、消費全体に占める板紙向けの比率が6割強と大きいため。しかし過去11年を振り返ると、紙向け消費の全体に占める比率は00年31.8%、10年37.4%と、5.6ポイントも上昇している。つまり古紙消費を牽引してきたのは紙向けだったことが分かる。ところが07年をピークに08年以降は紙向け消費が4年連続でマイナス成長に転落した。

一方、板紙向け消費は01年から08年までマイナス成長ないしは低成長が続いた。ところが09年で消費が大底を打ったあとは昨年は大きく反発し、今年も低成長ながら伸びており、2年連続の成長。紙向けと攻守所を変えた格好で、これからは板紙向けが古紙消費の牽引役となることが期待されている。

紙向け消費、今年は07年比160万トン減に

紙向けの消費低迷は塗工紙や新聞用紙などの洋紙の大幅な生産減が原因だが、数量的にどれくらい減ったのかを振り返ってみると。紙向け古紙消費のピークは07年の752万トン。ところが08年743万トン、09年661万トン、10年652万トン。過去3年間に100万トン(このうち新聞が69万トン減、全体の7割を占める)も減少した。

今年1-9月の紙向け消費も91.1%のマイナス成長。昨年の紙向け消費量652万トンにこの伸び率を掛けると年間予想は594万トン。600万トンを割り込む見通しにある。つまり今年だけでさらに60万トン前後も減少する見込み。

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