トップページ > 古紙ジャーナル バックナンバー >

古紙ジャーナル バックナンバー

【大本紙料】9月に食品リサイクル工場のオフレックを開設
食品廃棄物の発生量は年間約2,300万トンに

カテゴリーカテゴリー:古紙ジャーナル バックナンバー

2011年12月12日 963号

大本紙料の食品リサイクル工場であるオフレックの外観

大本紙料㈱(本社・兵庫県神戸市、大本知昭代表取締役)の食品リサイクル工場であるオフレックを見学した。かねてより廃棄物の一元管理に注力する同社は、スーパーのニーズが増えている食品リサイクル工場の建設を目指してきた。年々、食品リサイクル事業への参入業者は増えており、古紙との兼業は14社となっている。

食品廃棄物の発生量は約2,300万トン

農水省によると、平成21年度の食品廃棄物の発生量は2,300万トン。業種別にみると、食品製造業が1,800万トンで81%を占めている。食品製造業のリサイクル率は既に93%に達しており、目標値をクリアーしている。次いで外食産業の発生量が多く、270万トン(12%)。この外食産業のリサイクル率が最も低く、わずか16%。今後の伸びしろという意味では、外食産業に期待がかかる。食品小売業は140万トン(6%)で、リサイクル率は36%。食品卸売業は25万トン(1%)でリサイクル率は58%となっている。

農水省の調査では、以前は食品廃棄物の全体量は1,100万トンほどだったが、食品リサイクル法の改正により、平成20年から食品廃棄物が年間100トン以上発生する事業所について定期報告義務を定めた。するとこの定期報告だけで1,500万トンほどに達し、小口の発生量を含めると2,300万トンになることが分かった。いずれにせよ膨大な食品廃棄物がごみ量を底上げしているのは事実で、この分野のリサイクルを推進しなければごみ減量に繋がらない。

オフレックがオープン

9月29日にオープンした大本紙料の食品リサイクル工場であるオフレックを見学した。オフレックとは、Omoto Foods Recycle Centerの頭文字を取ったもの。大本紙料は以前から廃棄物の一元管理化を進めており、スーパーのニーズとして食品リサイクル工場の建設を進めていた。2001年に食品リサイクル法が施行された時期から様々な工場を視察して研究を重ねており、実に10年越しのオープンとなる。2009年の大本グループ発足式では、大本会長が食品リサイクルの飼料化施設の開設を明言していた。

工場の所在地は神戸市東灘区住吉浜町で、同社グループ会社であるパルテックの焼却工場のすぐ隣に位置する。敷地面積は360坪で、総工費は土地・建物・機械設備を含めて約10億円。今春開設の予定だったが、許認可取得の関係で遅れていた。この工場の建設にあたって参考にしたのが、本紙も取材した武松商事の食品リサイクル工場。武松商事の工場はは2010年3月に開設したもので、2ラインで日量最大30トンの食品廃棄物を飼料化でき、千葉県には800頭の養豚場も運営している。大本紙料のオフレックに設置されている設備は武松商事と同じもの。ただし処理能力は異なり、1ラインで日量20トンとなっている。将来的に需要が増えてくれば、もう1ライン設置するスペースを空けており、2ラインで40トンに拡張する見込み。

作業工程

オフレックの作業工程をみていこう。あらかじめスーパー等の排出先に同社の回収ボックスを置いておく。1つのボックスはおよそごみ袋1個分の45リットルほど入り、このボックスを日曜日以外は毎日引き取りに行く。引き取りはグループ会社の神戸市一般廃棄物収集運搬許可業者である河田商会が行う。工場に戻ってきた保冷車は、計量を行ってからボックス内の食品残渣を選別台に載せ、2~3名で手選別を行っていく。同社の特徴は、ビニール類やトレー等のプラ類は風力選別されるので、そのまま入れても大丈夫ということ。

※当WEBサイトに掲載している記事・データは本紙掲載記事の一部です。本紙面には詳しい概要も掲載しています。見本紙をご希望の方には1ヵ月間無料でお送りしておりますので、お気軽にご連絡下さい。

こんな記事も読まれています

どうぞお気軽にお問合せください

(有) 古紙ジャーナル社

TEL:0742-72-1798 FAX:0742-90-1461

メールアドレス:info[at]kosijnl.co.jp ([at]を@に変えてお送りください。)

  • TEL:0742-72-1798
  • FAX:0742-72-1810 印刷用PDFを開く

古紙問屋、製紙メーカー、商社、団体等の古紙関連のニュース、自治体、輸出実績、輸出価格、国内価格、海外事情、その他リサイクルのニュースを週刊でお届けします。
>>詳しくはこちら

  • 購読のお申込み
Top