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【輸出価格】
雑誌も200ドル台に上昇、円価は17円台
新聞・雑誌の内外格差は5円以上の開きに

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2013年11月4日 1056号

輸出価格が一段と上昇してきた。11月積みの関東商組の輸出価格は、雑誌が今年4月以来となる200ドル台に復帰し、3品ともに200ドル台に。国慶節以降は特に雑誌の騰勢が顕著で、3週間で20ドルほど上昇している。新聞・雑誌の内外格差は5円以上に開いてきたが、今後の内外の価格はどう推移していくか。

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関東商組の11月積み輸出価格は、雑誌が今年4月以来の200ドル台に乗せたことで、3品ともに200ドル相場に返り咲いた。国慶節後の日本品の騰勢が凄まじく、その中でも雑誌の上昇が顕著。雑誌は前月に比べて19ドルアップして201ドル、円価でもキロ1.8円上がって17円台になっている。また新聞も前月より13ドルアップして224ドル、円価は19.3円になり、20円台目前。段ボールは前月より小幅のアップに留まり、円価もほぼ横ばい。

最近の輸出価格の値動きは上下動ともに以前より激しくなっている。その理由としては、①大手製紙の集約化、②中国の景気停滞、③世界的に発生がタイト、等が挙げられる。つまり環境規制が厳しくなる中で大手製紙への集約化が進み、ボリュームが大きくなったことで価格主導権が以前より増している。また景気停滞や世界的に発生減という背景が不安定な価格推移に拍車をかける。

リーマンショック以後の輸出価格(中国にとっては輸入価格)の推移をみてみると、毎年1回は必ず30ドル~50ドルほどの小規模の暴落がある。2010年は雑誌が6月に30ドル下落、2011年は11月に段ボールが50ドル、新聞・雑誌が30ドルそれぞれ下落した。2012年は8月に段ボールが40ドル、新聞が20ドル、雑誌が30ドル下落、今年は5月から6月にかけて雑誌が40ドルほど下落した。

これらの下落は価格が上がりすぎた時に起こっている。製品価格やパルプ価格などとの兼ね合いにより、古紙仕入れの上限価格があり、現在は段ボールが230ドル、新聞は250ドル、雑誌は220ドルあたりが上限価格と見受けられる。これを現在の為替(1ドル98円)で円価に換算すると、段ボールが20円、新聞が22円、雑誌が19円となる。

一方下限価格は、中国の国内古紙価格との兼ね合いから推測すると、段ボールと雑誌が170ドル、新聞が190ドルあたり。今後の為替予想は1ドル95円という声が多く、この場合は段ボールと雑誌が13.7円、新聞が15.6円が下限価格ということになる。つまり段ボールは13.7円~20円、新聞は15.6円~22円、雑誌は13.7円~19円の範囲内で推移していくと予測される。

現在の内外格差は、段ボールが3.2円、新聞と雑誌がともに5.3円と大きく開いてきており、昨秋以来輸出高の傾向が続いている。3円以上開くと是正が必要になってくると言われる中で、新聞・雑誌は5円以上開いてきた。年内に国内製紙が建値を動かさなければ、今後もプレミアム対応による買い方を継続するという意思表示になるだろう。既に新聞と段ボールは20円台のプレミアム価格が出ており、雑誌も発生が悪い中、輸出価格並みの価格を出さないと手当てができない状況である。

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