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【国内建値】王子、日本など段ボール2円上げ
内々格差なくなり15円に揃う

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2013年8月21日 1045号

8月に入り段ボール古紙の国内建値が1年10ヵ月ぶりに上昇した。レンゴーに続いて王子ホールディングス、日本製紙、大王製紙などが追随し、キロ15円(問屋店頭ベース)に足並みが揃った。14円だったレンゴーが1日から1円、13円だった王子、日本なども11日から2円上げたことによる。背景に問屋の完納率の低下と、国内製紙の在庫逼迫があった。また静岡地区の家庭紙向け古紙は、1日から春日製紙工業が込頁などを2円上げた。イデシギョーグループも16日から模造、ケントの2円上げを発表。オフィス古紙も含めて全品2円上がる見通し。家庭紙向け古紙は2011年~121年にかけて4円以上値下がりしていた。

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次の焦点は新聞

今月の段ボールの輸出円価(問屋手取り)は18円台。国内建値との格差はまだ3円以上ある。このため国内建値に引き続きプレミアム(割り増し)が付くのかどうかは各社の在庫状況次第とみられている。主要三品(段ボール、新聞、雑誌)の建値はこれで15円、14円、12円(全国一律)となった。段ボール同様に内外格差が大きい新聞だが、いまのところ建値上げの動きはない。ただ輸出価格に近いプレミアムをつけて購入している製紙もあるもようで、需給は逼迫している。9月以降、建値が動くのかどうか。

前回上げの時は超円高

前回、段ボールの建値が上がったのは2011年10月。王子、レンゴー、日本などが2円上げて17円に。輸出ドル価(CIF価格)が260ドル台まで上昇し、つれて輸出円価も17円台半ばまで上昇するという、輸出価格の上昇が背景にあった。仮に現在、段ボールを260ドルで成約し、為替が一ドル98円の場合、トン25,740円。輸出経費2,500円で計算すると輸出円価は23,240円、キロ23円24銭にもなる。当時は1ドル77円前後という超円高で為替が推移。この超円高に大きく相殺されてドル価の高値に比べて円価がいまひとつだったことがわかる。

内々格差が続いた段ボール、今回で解消

前回の場合、国内建値が動いた途端、中国の国慶節明けから輸出価格が急落した。これを受けて関東商組は11月の見積もりを見送り、12月の段ボールの輸出ドル価はなんと10月比45ドルダウン、円価も同3円39銭ダウンの14円5銭に。このため内外格差が一気に逆転し、輸出安の国内高に転じる。輸出円価は翌年の春先にいったん戻したものの、4月以降は再び低迷。この流れをみた国内製紙は夏場から段ボールの2円下げに。同時に新聞1円、雑誌2円下げために建値は15円、14円、12円に。今回とちょうど同じ。

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